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合成雲母
当社の合成雲母は、天然鉱物であるタルクを主原料とし、独立行政法人産業技術総合研究所九州センター(旧経済産業省産業総合技術研究所九州工業技術研究所)との共同開発の成果として得られた、世界で唯一、インターカレーション法という独自の製造方法に基づいて開発された、高純度フッ素雲母です。
天然雲母と同一の結晶構造ですが、不純物が少なく、多機能であるため、その利用範囲は極めて広範囲にわたっており、新素材としてこれまでにない新規分野での活用が期待されています。
当社では、構造成分の違いにより、水に対して非膨潤性である雲母、商品名「ミクロマイカ」(MKシリーズ)と、膨潤性の雲母、商品名「ソマシフ」(MEシリーズ)の2種類を取り揃えております。用途、必要物性に応じてグレードをお選び頂けます。
<ミクロマイカ>
ミクロマイカは、粒径によって各種グレードを取り揃えております。
<ソマシフ>
ソマシフは、親水・親油性グレードを取り揃えておりますので、用途・使用環境に応じてご利用いただけます。尚用途に応じて粒度のご要望がある場合はお問い合わせ下さい。
主な用途
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メイクアップ化粧料用の機能性顔料として使用されます。安定した白色性を持ち、平滑性、密着性等に優れています。又、品質のバラツキ、水や油で濡れた時に色がくすむ等の天然雲母の欠点を解消します。 |
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リン片状の雲母が配向することにより塗膜の強度アップ、ガスバリヤー性の向上がはかれます。又、耐熱性もアップできます。 |
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リン片状の雲母が配向することによりフィルムの強度アップ、ガスバリヤー性の向上がはかれます。又、耐熱性もアップできます。 |
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紙の表面の平滑性がアップします。すべり性も向上します。又、他無機繊維との組み合わせで不燃性無機ペーパーも製品化しています。 |
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ナノコンポジット用フィラーとしての効果が期待できます。少量の添加量で効果が現れ、樹脂の強度アップ、耐熱性の向上、ガスバリヤー性の向上、軽量化等がはかれます。また、リサイクル特性に優れています。 |
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雲母の平滑性、耐熱性を生かして潤滑特性の向上や耐熱性アップをはかれます。 |
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ソマシフのインターカレーション機能を利用し、層間に各種機能を持った物質を導入することで、各種機能性複合体が作れます。 |
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各種金属イオンをソマシフの結晶層間に担持させ、特定反応の触媒として利用可能です。 |
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その他 |
バインダー、離型剤、白色顔料、制振材、等、様々な分野で幅広く活用されていますが、全く新しい分野での活用の可能性を秘めています。 |
ミクロマイカ
・非膨潤性雲母MKシリーズは、高純度、高白色度であり、耐熱温度は900℃以上あります。
・平均粒径3〜20μmの鱗片状の形状をしており、ご用途に合わせ粒度をお選びいただけます。
構造

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| MK-200 | SEM写真 |
特性値
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| 粒度分布*2 | ここをクリック | ここをクリック | ここをクリック |
*1 pHは7%分散液の測定値。
*2 値は一例であり、必ずしも保証するものではありません。
平均粒径のご要望についてはお問い合わせ下さい。
ソマシフ
膨潤性雲母ソマシフは、水と親和性の良い親水性タイプと有機溶剤と親和性の良い親油性タイプに分類されます。
<親水性タイプ >
親水性タイプは「 ME-100 」で、主な特性は以下の通りです。
・コロイド形成能:水に入れるとコロイド溶液になり、増粘・チクソ性を発現します。
・フィルム形成能:水に分散したゾルを平板に流してゆっくり乾燥すると半透明なフィルムが得られます。
・イオン交換能を有します。
構造

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| ME-100 | ME-100水分散液 | TEM写真 |
特性値
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| 陽イオン交換容量(CEC) [meq/100g] |
120 |
*1 pHは10%水分散液での測定値。
<親油性タイプ>
・ソマシフME-100は、層間にある種の有機分子・有機イオンを取り込み粘土有機複合体を形成する能力をもっています。
親油性グレード「 ソマシフ MAE ・ MTE ・ MEE ・ MPE 」はこの機能を利用し、層間のNaイオンを有機陽イオンとイオン交換したもので、有機化合物、有機溶媒と高い親和性を付加されたグレードです。
・上記グレード以外にも相溶性の異なるグレードがございます。
・また更に親油性タイプの分散性を高めた特殊銘柄もございます。
ご希望の方はお問い合わせ下さい。
有機処理反応模式図

各種溶媒中での分散状況
| 種類 | 溶媒名 | 銘柄 | ||||
| 親水性タイプ | 親油性タイプ | |||||
| ME-100 | MAE | MTE | MEE | MPE | ||
| 製品形状 | 粉末 | 粉末 | 粉末 | 粉末 | 塊状 | |
| 有機物量(%) | - | 約37 | 約31 | 約26 | 約65 | |
| 面間隔(Å) | 約12 | 約32 | 約24 | 約20 | (002):約26 | |
| 水 | ○ | × | × | × | × | |
| 芳香族炭化水素 | ベンゼン | × | ○ | △ | ○ | ○ |
| トルエン | × | △ | △ | ○ | ○ | |
| キシレン | × | ○ | △ | ○ | ○ | |
| エーテル類 | エチルエーテル | × | △ | △ | △ | △ |
| テトラヒドロフラン | × | △ | △ | ○ | ○ | |
| ケトン類 | アセトン | × | △ | △ | △ | ○ |
| 脂肪族炭化水素 | n−ペンタン | × | △ | × | × | × |
| アルコール類 | メタノール | × | △ | △ | △ | ○ |
| エタノール | × | △ | × | △ | ○ | |
| プロパノール | × | △ | × | △ | ○ | |
| イソプロパノール | × | △ | × | △ | ○ | |
| ハロゲン化炭化水素 | クロロホルム | × | ○ | ○ | ○ | ○ |
| ジクロロメタン | × | ○ | ○ | ○ | ○ | |
| その他 | 酢酸エチル | × | △ | △ | △ | ○ |
| メタアクリル酸メチル(MMA) | × | △ | △ | △ | ○ | |
| フタル酸ジオクチル(DOP) | × | × | ○ | ○ | ○ | |
| ジメチルホルムアミド | × | × | ○ | ○ | ○ | |
| メチルセルソルブ | × | △ | △ | ○ | ○ | |
*1時間静置後に下記の分散評価に従い状況を確認
*分散濃度:10%
*分散評価基準 ○:分散・膨潤(沈降高さ比90%以上)
△:膨潤(沈降高さ比50%以上、90%未満)
×:沈殿(沈降高さ比50%未満)