つづきもの

更新情報や折々の偶感を書き留めています。

Sun 4 Feb 2007

2006年のよみもの

Sun 4 Feb 2007

2006年のききもの

Sat 23 Dec 2006

12月1日(金)、《スーパーエッシャー展 ある特異な版画家の軌跡》、Bunkamura ザ・ミュージアムへ。

Sun 11 Jun 2006

6月11日(日)、《日本民藝館創設70周年記念特別展 柳宗悦の蒐集》、日本民藝館へ。

一般公開されていた旧柳宗悦邸も観覧した。書斎の棚に並んだ本がどういったものか興味津々だったが、混雑していたので一通り見渡しただけで部屋を後にした。心残りである。本の中に深沢七郎「笛吹川」があって、どうしてこんな新しい本が混じっているのだろう…と思ったのだが、後で確認してみたら、柳宗悦の死が昭和36年、「笛吹川」の出版が昭和33年であった。なるほど。ともあれ書棚の中では異色の一冊であった。

Sun 4 Jun 2006

5月14日(日)、《生誕120年 藤田嗣治展》、東京国立近代美術館へ。

アンナ・ド・ノアイユの肖像(1926年頃、川村記念美術館蔵)が良かった。見慣れている藤田の画とは一風異なった雰囲気。非常に整っていて、アカデミックな感じ。レースの服が美しい。

常設展では、菊池芳文《小雨ふる吉野》(1914)が良かった。

Wed 5 Apr 2006

4月2日(日)、Bunkamura ル・シネマへ。

Mon 20 Mar 2006

2月28日(火)、特別展《モダニズムの先駆者 生誕100年 前川國男建築展》、東京ステーションギャラリーへ。

Mon 20 Mar 2006

2月19日(日)、特別展《書の至宝 日本と中国》、東京国立博物館へ。

Mon 20 Mar 2006

2005年のよみもの

Mon 20 Mar 2006

2005年のききもの

Tue 18 Oct 2005

10月18日(火)、「生誕百年特集 映画監督 成瀬巳喜男」東京国立近代美術館フィルムセンターへ。

Sun 16 Oct 2005

10月8日(土)、「生誕百年特集 映画監督 成瀬巳喜男」東京国立近代美術館フィルムセンターへ。

Sun 25 Sep 2005

9月24日(土)、「生誕百年特集 映画監督 成瀬巳喜男」東京国立近代美術館フィルムセンターへ。

本当はポーランド映画の《ワルシャワ》を観るつもりだった。けれど開演20分前に到着した時点で既に満席状態で、そちらは諦めざるを得なかった。《笞の痕》も《エディ》も、開演間際に滑り込んで、共に満席まであと一人とか数人くらいとかで席に着くことができたから、今回もなんとかなるだろうと楽観視していたが、どうやら考えが甘かったようだ。《笞の痕》《エディ》がとても良かったので、《ワルシャワ》も是非観たかったのだけれど…。

Sun 25 Sep 2005

9月23日(金)、「ポーランド映画、昨日と今日」東京国立近代美術館フィルムセンターへ。

Sun 25 Sep 2005

9月22日(木)、「ポーランド映画、昨日と今日」東京国立近代美術館フィルムセンターへ。

Sun 25 Sep 2005

9月18日(日)、「ポーランド映画、昨日と今日」東京国立近代美術館フィルムセンターへ。

Sun 25 Sep 2005

9月10日(土)、展覧会《沖縄の染織 紅型・平織》、とちぎ蔵の街美術館へ。

サントリー美術館のコレクションから出品された展覧会。やはり絣が良い。

栃木市は「蔵の街」というキャッチフレーズを付けているだけあって、街中で蔵をよく見かけた。蔵でなくても、ちょっと古めかしく雰囲気のある建物が多くて、佳いところであった。巴波川という小川が街の真ん中を流れていて、その川沿いを歩きながら、とても和んだ。美術館の前に水琴窟があって、それに耳を澄ましたりといった事も、その場に似つかわしく、心を落ち着かせてくれた。美術館の近所には家具屋さんがあって、その店舗の一つが蔵だったので、中に入って眺めていたら、お店のおじさんが、置いてある家具の説明などをしてくれた。ずしりと重い机や棚など、良い物を見せてもらった。この街の雰囲気に相応しい感じ。あれやこれやと栃木には好印象を抱いた。

Sun 25 Sep 2005

8月27日(土)、晴海トリトンスクエア、古典四重奏団レクチャーコンサート 《バルトークはどこから来たのか》へ。

「リズムの対位法」というお話が、今後のバルトーク聴きのために参考になった。

《トリスタンとイゾルデ》の前奏曲をカルテットで演奏されたのがとても良かった。レクチャーコンサートでは、毎回のように、管弦楽曲などの他編成の作品が演奏されるが、いつもそうした編曲ものの演奏が一番気に入ったりする。

Fri 7 Jan 2005

2004年のよみもの

Fri 7 Jan 2005

2004年のききもの

2004年は、ボロディン四重奏団によるショスタコーヴィチの弦楽四重奏曲を聴いて、自分の求めていたものはこういうものであったのかと気付かされた。作品自体は以前に一度、友人宅で聴いたことがあり、気に入っていたので、今になって取り立てて述べるまでもないが、今回は演奏に驚いたのである。深く濃厚な弦の響き。なおかつ艶やかで透徹した音色。一言で云えば強靱という他はないその演奏に魂を鷲掴みにされたような思いがした。特に1stVn.コペリマンのテンションの高さには目を瞠るものがあり、他の演奏者だったらヒステリックな金属音になるであろうところを、あくまでも鮮やかに弾き切るのである。それで彼等の他の演奏も聴いてみようと、大好きな曲、ハイドンの《7つの言葉》を聴いてみたが(二種)、どちらもなかなか良い演奏であった。この曲はこれまで多くの演奏者の録音を聴いてきたけれども、ここに来てやはり格の違いというものはあるものだと思い至った。(ちなみに、新録音の《7つの言葉》は、ソナタ第7曲の音質が他と異なっている。全体的には光沢のある開放的な音なのに、ここだけ艶消しの閉塞感のある音になっている。ディスク製作時のエラーと思われるだけに大変惜しい)。

ボロディン四重奏団によるベートーヴェンを聴いてみると、第13番の「カヴァティーナ」は意外なほど呆気なく弾き流していて戸惑ってしまったが、第15番の第3楽章は良い演奏であった。古典四重奏団による演奏が「聖なる歌」だとすれば、こちらは「感謝の歌」。古典四重奏団の「敬虔なる祈り」と形容したいほどの感動的な演奏は文句なく素晴らしいけれど、あっけらかんと明るい演奏もまた良い。

ブラームスの《クラリネット五重奏曲》を演奏しているのは、オリジナル・メンバーでのボロディン四重奏団。1stVn.はドゥビンスキーで、コペリマンの剛に対してこちらは柔。甘く潤いのある音色に滑らかな弾きぶり。心にひたひたと寄せるような温もりがある。クラリネットの音色もふくよかで胸に沁みた。録音のせいもあるのか、あまりに美しすぎる演奏。(ただし併録のモーツァルトの第15番はそれほどでもない)。そういえば古典四重奏団の田崎さんは、《ハイドン・セット》がモーツァルトの頂点であるとインタビューで語っていらしたが、わたしはその音楽の魅力がよくわからないでいる。さすがに玄人と素人との違いで、さもあらんとは思うものの、そうかと云って気に留めずに済ますこともできない…。《不協和音》は良い曲だと思うのだけれども。

ウルブリヒ弦楽四重奏団によるハイドンの《太陽四重奏曲集》も素晴らしい。(このディスクは発売されたばかりなので、本当は「今年のききもの」に入れるべきところだけれども)。モザイク四重奏団の官能的な音色も良いが、こちらの落ち着きのある晴朗な音色も好ましい。彼等は皆、ドレスデン・シュターツカペレのメンバーだそうだが、そう聞かされれば、なるほど燻し銀と形容したくなるような音で、洗練の極みとはこういう演奏かとも想像される。

モーツァルトの《ピアノ三重奏曲集》。ヴァイオリンは(オリジナル)ボロディン四重奏団のドゥビンスキー。彼等の演奏は非常にレベルの高いところでバランスがとれているといった具合。懐が深く、優しく、そこはかとなく情感が漂う。音楽を聴く喜びを味わった。誰の演奏で聴こうかとずっと考えあぐね、手を出しかねていた《ピアノ三重奏曲集》だが、こういう演奏に出会えれば、今まで悩んだ甲斐があったというものである。作品自体については、《ピアノ協奏曲》のミニチュアといった印象を抱いたのだけれども、特に緩徐楽章は味わい深く、心を打たれた。今後、大切に聴いてゆきたいと思う。

モーツァルトの《ピアノと管楽器のための五重奏曲》は、かつて苦手意識を抱いていた曲である。そろそろ楽しく聴ける頃合いかと思って聴いてみたら、期待に違わず楽しめた。ダルベルトは自らモーツァルトが得意であるとインタビューで語っていたが、なるほど良い感じ。この曲は、他にスティーヴン・ハフの録音も聴いてみたいと思っている。