ワールドウォーカー

_冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界を歩く_

(まんが製作日記/その3

ここまで来て、今の自分の世界検索が表面的である事をつらく感じます。でも取り合えず2、3ヶ月でざっと一周すると決めて始めたことなので、このペースで(浅い世界めぐりだけれど)最後の大陸、南北アメリカ大陸を見て行こうと思います。このページ訪ねて下さった方、本当にありがとうございます。


8/29 ニュージーランド

ニュージーランドに人(マオリ族)が渡ったのが1000年前だそうです。(サイトによっては1250年くらい前としているのもあった)ちょうど日本では平安時代くらい。新しい国なんですね。現在は、若者の自殺者が世界で一番多いのだと書いてありました。未来に希望が持てないから、だそうです。う〜ん、古代の歴史を持たない事と関係あるかな…。(これは私の勝手な憶測ですので、聞き流して下さい)

ニュージーランドには蛇と四つ足動物が居なかったというのは驚きです。それで鳥たちは安心して(?)飛べない鳥になった種類も幾つかあるとか。他の国に比べてわりと安全(平和)と言われているのは、こういうもともとの土地柄の雰囲気があるせいなのかもしれない。

この国は平等主義が徹底しているといいます。なんでそうなったのかはもっとちゃんと勉強しないといけないようです。結局、民主主義って何なのか、平等って自由って何なのかということをきちんと勉強しないといけない所まで来ました。(「ニュージーランド植民の歴史_イギリス帝国史の一環として」という本があったので、こういうの読むと何かちゃんと書いてあるかも。(私はまだ読んでいなくてすみません)民主主義といっても国によっていろいろな展開をしているらしい。

8/30 チリ

サイトを見ていると、どの国も美しい自然の写真がありますが、この国もまた本当に美しい。あるサイトではチリには「全ての美しいものを持つ国」と表現していました。南は南極につながるし、フィヨルドもある、滝もある、他にもいろいろ、そうそうイースター島もチリですね。

もともと住んでいた人々は、やはり1万3000年くらい前から人が住み始めたらしい。世界中、なぜかこの1万3000年前がネックらしい。

中南米新聞というのがあったので見てみた。でも私には全然耳なれない人物名などがいっぱいでてくる。南米のこと、本当に知らないんだなあ、と思う。

政治的な事から生活レベルの習慣や感覚の違いを書いたサイトを見ると、やっぱり新鮮なショックがある。そういうのは、いろいろな個人サイトにちりばめられている。南米はやっぱり面白いかも。まだ、試行錯誤の途中で、これからどんなふうにでも発展、展開するような、可能性を感じる。だけど、それも、世界が平和でないと、その可能性は引き出されない。

モアイ修復を日本企業がやっているのを何所かでちらっと聞いた事があったけれど、そのサイトも見付けた。モアイ修復プロジェクト  企業がこんな事業をやるなんて、ロマンがあっていいなと思う。モアイは日本人に人気があるみたいで(渋谷にもモアイ像があったっけ)他にもいっぱいいろんなサイトがあるので、興味のある方はどうぞ調べて下さい。

9/3 ペルー

治安の所を見たら、この国はこんな感じなのかな〜と思う。治安、防犯情報。タクシーの運転手が強盗に早変わりとか、、女性も共犯とか。なんか、、山賊みたい。

暮らしの中からの記事はどこの国もやっぱり面白い。(たとえばペルー・コンタクトのリマからの便り)だけどペルーには貧困の影が強い…。

インカ・ペルーの歴史 個人ページらしいのだけどかなりいろいろ出ていた。人の住み始めはやっぱり例によって13000〜12000年前らしい。インカ帝国の前にもいろいろな興亡があったのですね。そしていろいろナゾだ。いわゆるインカ帝国は1000年まえ位から現れたというから、ニュージーランドもそうだっけ、と思い出した。1000年前ってやはり転換期だったのか?。ナスカの地上絵などはやっぱりすごい。(私が見たのはペルーフォトギャラリー

移民の歴史のサイトもあった。随分たくさん日本から行っているのですね…。フジモリさんが日系人で大統領になったのはやっぱりすさまじい事だ。よく調べた事がないけれどいつか調べてみたい。いちおうネット上の資料/フジモリ前政権の本質  フジモリ政権の歩みと崩壊

全然関係ないですが、海外の教科書に書かれた日本のことを特集している書籍があるのを知りました。まだ読んでないけど面白そうです。世界の教科書に見る日本

9/4  北オセチア

突然ですがロシアで大きな事件がおこっているので北オセアチアを、今日あらためてネット検索しました。

テロという事になっているようですが、新聞をはじめとして注意深く読んでいるとチェチェン独立運動がテロという事に摺り替えられている感じもあるみたい。報道が、数字とか人の命なのに平気で変わるし、本当の事を伝えているかどうかまったく不明。死者(収容された遺体の意味だと思うけど)の数は伝えているけれど生存者を発表しないのは何故。

オセチアの歴史を検索。コーカサスの風景というサイトにあった風景写真が美しい。こんな綺麗な所での事件なんだと改めて思う。チェチェンの歴史についてはここがくわしかったかな。チェチェン総合情報。チェチェンとオセチアについてはベスランのテロ事件。(このページのHPはTISというのだけど、アクセスするとやたらに出て来るのに時間がかかる)ちょっとほっとしたい方はオセチアの人形のページをどうぞ。美しい民俗衣装の人形達をみていると、(人として)豊かな人達なんだなあと思える。チェチェンもグルジアも悲惨なことだらけだけれど、そこに住む人達は本来この上なく温和で平和な人達だったみたい…。

9/5  チェチェン

連日、南米から外れてますが。明日は南米に戻れるでしょう。

で、今日はチェチェンを検索したらこんなのがありました。「コーカサスの金色の雲」という小説があるそうです。子供達にも読めそうな本。読み易く分かりやすいものがあるというのはありがたい。チェチェン学習というページもありました。ちょっと恐ろしくなって来ますが、事実。「カフカスの虜」というプーシキン自身の体験に基づくチェチェン/ロシア戦争の小説があるそうだ(知らなかった無知の私。すみません)同名の映画があってコメディー仕立てになっていて、ロシアではこの映画を見ていない人は怒られるのだそうです。見てみたいですね。プーシキンという人も調べると先祖はエチオピアあたりまでいってしまうとかで、面白い人なのですがキリが無いので今日はこれにて。

9/6 エクアドル

南米に戻ってきました。今日はエクアドルです。検索する前はエクアドルって場所もよく分からない程、「知らない国」だった。

エクアドルって赤道直下なのですね。富士山に似たような山もあるし、サイトに出て来るエクアドルの人の顔を見ていたら自分の(父方の)親戚にこんな顔の人いたので、妙に懐かしくなった。私ってなんか御縁があるのかしら、とか思ったほどだ。政治は穏健で、南北アメリカの中で最も古い土器が出ている所なのだそうです。(やっぱり1万2〜3000年前)ビーナスの土偶もある。縄文とも関係あるのではという噂もちらほら。でも真偽は不明。以上の情報は在日エクアドル大使館のページより。

ガラパゴス島もこの国の領地だそうだ。ガラパゴスという響きもなぜか私には懐かしく感じる。不思議だ。しかしガラパゴスフォトギャラリーというサイトを見て、懐かしさは倍増した。ガラパゴスのイグアナは「ゴジラ」によく似てるのだ…!なんだ、ゴジラはこんなところにいたのか、と思った。

さらに、つらつらネットをみていたら、なんと魏志倭人伝に出て来る海のずっと向こうの倭国はエクアドル、ペルーの辺りだという説が出ていた。びっくり。海の古代史というサイト。同じページに、縄文人の末裔とエクアドル、ペルーの末裔は、どうも生物学的に(?)先祖は同じらしいなどという記事も書いてあった。ああ、びっくり。大発見でした。

9/7 コロンビア

南米に思いをよせて/コロンビア」この方の素朴な旅行日記は思わず読んでしまった。それで旅立ちに至る手記も読んだら、なんだか凄く良い人で感動してしまった。自転車で世界中回った青年。

で、コロンビアに戻りますが、コロンビアの簡単な紹介記事を見ると、コロンビアは混血度が南米の中でも最も高く、また暗い所と明るい所が同時に混在する国だ、とも書かれていました。ちょっと不思議かも。

コロンビアの起業家を紹介するページがあって、読んでいたらなんと女性起業家の先駆者の話しだった。そして今日のコロンビアでは管理職に占める女性の割合が35%に達しているのだそうです。女性がガンバッてるんだ。

歴史関連で、日本からコロンビアへの移民は何故か福岡県が多いとの事。日本人移民の歴史。コロンビアエメラルドの歴史と伝説。フラという女王の悲し気で美しい伝説。その他ラテン・アメリカにおける帝国の歴史というページもあった。また南米だけの検索エンジンというのがあり、お茶の間から世界を変えようというサイトもありました。私は内戦に付いての記事を参考に読ませてもらいました。御参考までに。

9/8 ベネゼエラ

ちょうど、今までの大統領を罷免するかどうかの国民投票が行われたところだったらしい。時期が時期だったせいか、チャベス大統領関連のサイトを多く見た。唯一普通(?)のサイト不思議の国ベネゼエラでやっと美しい写真を見る(でも私のパソコンからは時間がかかって動作が見づらいサイトでしたけど。写真は豊富で、たいへん美しい風景を楽しませていただきました)

在ベネゼエラ日本大使館のサイトを読んでいたら、日本政府はこの投票を支援で、投票監視を行う米州機構(OAS)に対し、約4万7千ドル(約517万円)の緊急無償資金協力をしたと書いてあった。(罷免国民投票について)  そういう事にも税金は使われているんだなあ、と、初めて知って吃驚した。私は正直言って税金がどのように使われているかぜんぜん無知…。

その他、丸紅経済研究所/「ベネズエラの政治経済情勢とその展望」 -現地調査報告-や、チャベス 、「ベネズエラ革命/大統領ウーゴ・チャベス大統領の戦い」という本の紹介(かなり詳しい紹介)など読んでみましたが…よく分からないと言うのが正直な感想。なにが正しいのか分からないと言う意味。反対している民衆の様子を書いた個人サイト(ベネゼエラ刻々)もあったけれど、こちらもよくわからない。ただ彼が貧困層に人気が有り、反対派の反発はかなり強く、彼はもと軍人であるということはわかった。そして石油がとれる国である事。

9/9 ブラジル

ベネゼエラの大統領罷免国民投票の結果に対して、ブラジルの大統領が、勝者には「謙虚であれ」敗者には「冷静さを持て」とベネゼエラに呼び掛けたと聞いて、なんだか南米に興味を持ってしまった。それでジム・ロジャーズさんはブラジルに立ち寄らなかったけど、私のネット検索では立ち寄ってみる事にしました。

ブラジルを検索しはじめると、妙に浮き浮きとするムードが流れていて???と感じた。あー、サッカーが盛んだからかな。(そっち方面は詳しく無くてすみません)

ようやくトメアスの歴史を見付けた。アマゾンで環境問題を考えたり、林業と農業を結び付けたり、化学肥料も結局土地を弱くするので堆肥に変えたり、などなど日本から移民されて試行錯誤で独自の農業を工夫し続けて来た方々の手記(トメアスの声)は味わいがある。ブラジル日系移民の歴史と言うページもありました。こちらは全体的な移民の歴史。

大統領で検索すると、こちらも詳しくはまだ理解出来ませんが新しい波が押し寄せてきているらしい。南米はこれから面白いのかも知れない。でも、いままでの歴史がそのまま残って引きずっており、簡単に行かせまいとする勢力もありそう。参考/米財務長官がブラジル大統領を称賛 / ブラジル大統領選民衆の勝利… /西島研究室のHPには、ブラジルと中国の経済関係や最近の大統領の状況など

9/10 アルゼンチン

ブラジルを調べている時、なぜかアルゼンチンはアメリカから嫌われている?みたいな事が書いてあったので、なんでだろうと検索し始めました。(検索してみたら、結局どんな関係なのかよく分からなくなったけど)

アルゼンチンとアメリカの落花生をめぐる論争 論争というよりアメリカの規制に対してアルゼンチン側からの意義申し立て。読んだけれど何だか良くわからない(ほんとに世界の事って知らないんだ、私)。ただなにかシコリがある事は感じる。

アルゼンチンの悲劇というページを読んだら、今までの歴史も含めていろいろ書いてあった。アルゼンチンは1930(〜50?)年代、牛肉輸出のおかげで世界でもっとも裕福な国の内の一つだったそうです。全然知りませんでした。クーデターや超インフレなどで一端は落ちたようですがまた1990年代に巻き返しをしたそうです。浮き沈みのテンポが非常に速い感じで、激しい国なのでしょうか。勢い付いて良くなったものの、また傾いて、2001年には酷い貧困状況に落ち込んでいるとのこと。何でこんなにアップダウンするんだろう。アルゼンチン経済危機1アルゼンチン経済危機2というページを読んだら、この問題に関連していた。(このページのトップページというのが出てこないので誰が作っているページか分からない(笑))。アルゼンチンの教訓というページもあって、途中まで読んだけれど長くて、全部は読んでいないけれど、日本は学ぶべきであるという指摘にどきり、です。他人事ではないアルゼンチン危機というページもあった(こっちは短いです(笑))

話は変わって、アルゼンチンにはガウチョという伊達男(?)みたいな文化があるそうだ。「俺達は誇り高き人間さ」みたいな。そんなガウチョ文化の傑作といわれている一冊の本があるそうで「マルティン・フィエロ」(詩人ホセ・エルナンデス)アルゼンチンの学校の授業では必ず一度は読むというので、いつか私も読んでみようかな。ガウチョの哲学というページもあった。私は「シェーン」という映画の(古くてすみません)、さすらいの主人公を連想してしまった。

9/11 パナマ

パナマの事ならこの人のサイト一つで充分?みたいなサイトがあった。個人で作っていらっしゃる。なんかすごいです。その名もパナマ情報収集基地

パナマ運河って作る過程で3万人もの方が亡くなっているという。いったいどういう作り方をしたのだろう。労働者の4分の3は黒人だったそうだ。「パナマ地峡秘史」という本があるとのこと。(個人的に<いつか読みたいリスト>に入れておこうと思うので書いておきす。マレーシアの所で書き忘れてた「マハティールのジレンマ」という本も覚え書きしておきます。各国の大統領の本をひととおり読むと世界の事が見えてくるかもしれない)

サイトを見ていたら(パナマから外れて恐縮ですが)日産自動車のゴーン社長はブラジル出身だそうな。で、カルロス・ゴーンさんは、父がレバノン系ブラジル人で、母がレバノン系フランス人だとか。ここで更にパナマから離れて自動車業界のことになって恐縮ですが、自動車業界はレバノン系が多いという。すみません、脱線して。実は私の父が日産自動車でず〜っと長く奉公していたもので、ついノスタルジアにかられました。

パナマのクナ族がつくり出したモラというパッチワークのような美しい手芸があって、私はそれが大好きなので、よかったら息抜きにどうぞ。ザ・モラ・コレクションというサイトの御主人はモラで人生変わったんじゃないかと思う程、本当にモラに惚れ込んでおられる感じ。ていねいに集めたモラがネットで見られます。パターン模様のものはアラベスクのようで不思議。モラブラウスというのが凄く凝っていて、こんなの一枚持っていたらステキだなあと思う。

9/12 ボリビア

南米のボリビアを忘れていたのでちょっと前後しますが、今日はボリビアを検索旅行しました。ジム・ロジャーズさんの本にはボリビアの事が出てくるので、調べました。

検索をはじめたらいきなりボリビアの織物サイトが出て来た。美しい織物の数々は見ていてやはりうれしいものです。女性が作業してつくったものだからでしょうか。和みます。

ジムさんが書いていた銀山の街 「ポトス」(ネットではポトシになっていた)について私は全然知らなかった。16、17世紀を代表するような特徴のある街。ボリビアの国の概況を描いたページにもポトシのことを書いたページがあった。

サイト内ではわりと地味なボリビア情報。最近の(最近でもないか)情報ではこんなニュース(京都新聞)2003年/前大統領が辞任するという記事があった。あとは、、、ボリビア日系日系協会連合会というのがあってボリビアのことをいろいろ紹介してくれている。ボリビアは沖縄の方が多いらしい。

なんだか取り留めもなく書いてすみません。南米って、素晴らしいみたいなのだけど、息の詰まる所が有る…。

9/13 メキシコ

ジム・ロジャーズの本の中にグアダルーペ聖堂の写真が出ていたので調べてみた。グアダルーペの聖母 奇跡…そして神秘のマントこちらはその周辺(浮浪者)についてに見聞録も入っていた。メキシコの町の実情。スペインにも同じ名前の奇跡があるんですね。だから布教のためにでっち上げたと言う人もいるそうです。が、実際多くの人が信仰深くお参りしている。

メキシコ大統領夫人と 千 玄室大宗匠が茶の湯を楽しんで(?)いるページが有った。メキシコ人は親日?逆に日本の方でメキシコの事をず〜っと研究している女性がいた。この人の著書「メキシコの歴史」は画期的入門書だそうです。メキシコ内戦というサイトには政権トップを握った人々の肖像写真が迫力あり。「メキシコ壁画運動」という本もあり、壁画によって国造りをする運動だったらしい。う〜ん。リベラ、オロスコ、シケイロスという画家達が出て来た背景はそういうことだったのか。

ジムさんの本に北米自由貿易協定というのが出て来たので簡単な言葉説明(現代政治用語)を見た。自由貿易というと一見良さそうな言葉ですけど、ネット上には反面の弊害についてかいたサイトも沢山あった。ダイレクトに北米自由貿易協定の概要のページを見ると、素人の私には何がなんだかわからない(笑)状態になります。

メキシコといえばマヤを忘れていました。マヤ写真館 というページは大きな写真が迫力。でももっと沢山見たくなっちゃう。

9/14 アメリカ

無意識レベルでアメリカの影響を受けているのに、ちゃんとアメリカという国を勉強したことあったっけ?と思うと「ないな〜」という答えが返って来る。アメリカ史研究という研究サイトもあり、覗いてみると、ちゃんとは知らない事だらけで、自分はどこからどう勉強して行けばいいかわからなくなってしまう。まずは「自覚」が第一。私はたちは、もとい、私は、アメリカの事をまったく知らない。知らないままで影響されている。

日本とアメリカの最初の始まりは、ペリーが来て「開国」を迫ったことからだ。世界を調べていると、何所の国へ行ってもやはりアメリカは「開国」を要求して来たみたいだ。開国ってどういう事なのか、その実体も実はよくわかってない私。資本主義が解らないとアメリカを理解する事は不可能。

図書館でイギリス人/アリステア・クック著「アメリカ史」というのを借りて読み始めたら、めちゃくちゃ面白かった。まだはじめの所しか読んでいないけれど、合衆国ができる前の時代、アメリカ大陸を巡って、ヨーロッパ各国がどのようにふるまったかを見ているだけでも(お国柄が見えて)興味深い。学校ではイギリスのピューリタンが新大陸を開拓、と簡単に習ったけれど、実はもっといろいろな国や人が入り乱れて、大きな実験道場のような感じだったみたい。なにしろ最初の西部開拓者はフランス人だったそうな。またスペインが国王の莫大な援助金を後ろ楯にやって来たのに対して、フランスは貧しいブルターニュの漁師が個人的に魚を求めて北アメリカをこつこつ開拓したのが始まりだというから面白い。イギリスから来たのは清教徒だと学校の教科書で習ったけれど、実際にはいろんな宗派の人が来たみたい。メイフラワー号より前に来た人達は、アメリカに来たはいいけど全然「自立精神」というのが無くて、持って来た食料を食いつぶし、それが無くなると持って来た財産をインディアンに物々交換してもらい、それも無くなるとインディアンの物を盗んだりしながら、105人で来た仲間が38人に減ったという。それでもちゃんと働かないで物乞いしたりしながら2年間生き延び、あきらめてもう荷物を纏めて帰ろうとした時に、新たな入植者達がやって来たので合流し、再出発したという。その時初めてリーダーが生まれたが、「我こそは」と名乗