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’01 No.12 Great Black Music(差別語?) 滋養強壮に効果覿面ですね

Clifton Chenier / Very Best / 1971年 King Of Zydecoです。 乱暴な言い方になりますが Accordion Bluesというところ。  Album最初のBlack Galの生まれて初めて聴く音楽に衝撃を受けました。 そしてCajun French で歌われるLouisiana Bluesの不思議な食感。 つくづく世界にはまだ聴いたことのない音楽が沢山あると思い知った次第。 この体験は強烈で 後年民族音楽の蟻地獄に嵌る土壌が 自分の中に出来あがったようです。 なお彼が使うAccrdionは 鍵盤式です。 

Don And Dewey / Don And Dewey / 1974年 Koko JoeやJustineなど50年代末期の中身の濃いRock 'n' Rollで知られるDuet Teamです。 Frank ZappaのHot RatsやJohn MayallのAlbumで切れ込み鋭いViolinを演奏していたDon "Sugarcane" Harrisさんですね。 このAlbumでもPink Champagneという曲で素晴らしい演奏を聞くことが出来ます。 なお解説で 桜井翁がJefferson Airplaneにも参加と書いておられますが まさかPapa John Creach爺と混同している訳ではないですね? It's A Beautiful Dayに Don & Deweyという曲はありましたが...

Jimmy Witherspoon / At Monterey / 1975年 1963年にCount Basieと共に来日しているため 私より一回り上の世代にはお馴染のBlues Singerです。 Ain't Nobody's Businessに代表される奥深く迫力満点の歌唱に圧倒されます。 復活後の1959年のこのLiveでは そのVocalに触発されたのか Ben WebsterとColeman HawkinsのTenorが見事な咆哮を聞かせてくれます。 他にもEarl Hines(Piano), Roy Eldrige(Trumpet), Mel Lewis(Drums)と演奏陣が充実していて実に楽しいですね。 そうそうWoody Hermanも居ました。

James Carr / A Man Needs A Woman / 1977年 Memphis出身 Southern Soulの重鎮かな? Chips MomanとDan PennのDark End Of The Streetでお馴染です。 私はそんなにSoulに詳しくないのですが 技巧よりも気持ちで歌うTypeのような気がして好感が持てます。 このAlbumは You Got My Mind Messed Upに続く 1968年?発表の作品。 表題曲や日本盤に追加されているThat's The Way Love Turned Out For Meなどで 思わず感涙に咽ぶ次第です。 私のところまでは その後の活躍振りが伝わってこないのが ちょっと気懸かりですが。

’01 No.11 トラッド音痴が英国フォークとやらを聞いた頃 でも取っ掛かりを間違えたかも

Liverpool Scene / The Amazing Adventures Of / 1969年 Bonzo Dog Bandとともに英国の前衛的なGroupとして有名でした。 ただ既にビートニク自体が過去のものとなりつつあったこの時期 詩とRockの融合という手法は 若干色あせた感じも少し。 詩の朗読にJazzっぽい演奏が絡むあたりは 渋谷・山手教会のジャン・ジャンを思わせ郷愁を誘います。 結局 一番のお気に入りは Gliders,Parksなどのごくごく普通のFolk Songでした。 Andy RobertsさんはBonzo Dog BandやPlainsongにも参加していましたね。 Guitaristとして有名な人らしい。

Amazing Blondel / Evensong / 1970年 LuteやRecordersなどの古楽器を大胆に取り入れた人たち。 瀬戸さんと吉川さんの「ニューフロンティア−ズ」が 米国で和楽器を取り入れ「イースト」としてDebutした際の「過ち」が突然脳裏に浮かびました。 あの「イースト」と較べてみると この方たちは無理のない緩めの演奏で遊び心があり 私などにはゆとりが感じられ好印象。 まとめ買いをした時にAmazing Rhythm AceかAlbion Bandと間違えたらしく 気がついたら持っていました。 勿論この一枚しか持っていませんが 英国歴史ミステリー「カドフェル修道士もの」を読みながら久々に聞きました。

Dando Shaft / Dando Shaft / 1970年 男性5人組みで プログレっぽい演奏というふれこみ。 String Driven Thingを買いに寄ったRecord屋さんで トラッドやプログレに詳しい店員さんから半ば強引に買わされたのかも... 大河の流れを思わせるゆったりとしたRhythmとRainの雨音やCold Windの風音に象徴される情景描写に身を委ねていると気持ちが良いですね。 このAlbumにはPolly Bolton 嬢はまだ入っておりません。 MandolinにViolinと大活躍のMartin JenkinsさんもPlainsongに加入。 ということで私はPlainsongを一枚買えば良かったのだと思う今日この頃です。

Steeleye Span / Please To See The King / 1971年 PentangleとFairport Conventionと並ぶ御三家のひとつですが 他の二つのGroupに較べて正統派という印象が強く ちょっぴり敷居が高い感じが。 従ってちゃんと聞いたのも最後で かなり決心が要りました。 Ashley Hutchingsさんに大御所Martin Carthy翁。 Maddy Prior女史の歌唱がお気に入りなのはもちろんですが 特にBoys Of Bedlamなどの男女混声Chorusの部分に心が踊ります。 最後にトラッド通には噴飯ものの発言ですが これでSpencer DrydenみたいなDrumsが入っていれば最高だと思ったりして。

’01 No.10 老け声のおじさん達 でも今の私は とうに当時の彼らの年令を越えてしまいました...

Fred Neil / Other Side Of This Life / 1971年 1937年生まれですから 当時34歳前後です。 P.P.MのOther Side Of This Lifeが気に入り 更にThe DolphinにEverybody's Talkin’と私の好きな曲を書いている人ということで昔から気になっていた人。 一枚欲しいなと思っていた頃 見つけたのがこのAlbum。 Side1に上記3曲のLiveが入っていたので Best盤感覚で購入した次第。 Side2(Studio録音)にLes McCannの参加していた曲を見つけたのもかなり影響あります。 Gram Parsonsも参加しているのに気がついたのは暫く経ってからです。

Gordon Lightfoot / Summer Side Of Life / 1971年 1938年生まれですから33歳くらいの時の作品。P.P.MのEarly Mornin' Rainで名前は知っていたものの Albumを聞き出したのは If You Could Read My MindのHit以降。 このAlbumの共演者は地味ですが 表題曲や10 Degrees & Getting Colderなどなど佳曲は多いように思います。 特にMiguelが好きなのですが 三橋先生が解説でMiguelを女性として扱っているのが いまだに気になっています。 Mexico独立運動の象徴ともいうべきMiguel Hidalgo神父を 私は連想したのですが... 

David Blue / Stories / 1971年 1941年生まれと この中では一番若いですね。 60年代半ばから活動していたとの事ですが 私が聞いたのはこのAlbumが初めてです。 五木ひろしさんのように名前も何度か変えているとの事で 語りに近い歌唱は 年の割に老成した印象を聞き手に与えます。 私が30歳の頃はずっと無邪気だったので 劣等感に苛まれてしまいます。 ただ詩はともかく 旋律的には 伴奏者に依存する部分が大きい点は否めません。 ということでHouse Of Changing Facesが一番のお気に入り。

Leonard Cohen / New Skin For The Old Ceremony / 1974年 1934年生まれの最年長。 このときは40歳くらい。 声質や風貌から 当時凄い年上の人という印象で 人間的な重みを感じましたが 今の私は 更に齢を重ねてしまっているにもかかわらず 重みも渋みもない。 ショックです。 久し振りに聴いてみましたがChelsea Hotel #2のような曲より やっぱりIs This What You WantedやThere Is A Warといったちょっと風変りな乗りの曲が好きです。 私は成長していませんね。

’01 No.9 こんな短い曲ばかり聞いていました 考えてみると ちょっと割高なAlbum

Beach Boys / Wild Honey / 1967年 Beach Boysは ヒット曲をAM放送かSingleで聞くのが性に合っているのですが 何枚かAlbumも買いました。 その中で PartyのDevoted To YouやこのAlbumのCountry Airなどが 何故か妙に記憶に残っています。 出だしのPianoとHummingこそ印象的ですが 客観的に見れば 演奏時間は2分18秒と短く中途半端な曲なのに... 我ながら 変ですね。 そうそうDarlin'は完成度の高い良い曲です。 ペラペラのJacketと裏面の解説に赤透明の盤が懐かしいです。

Nilsson / The Point! / 1970年 ABC TVの子供向けCartoonを作った際のSoundtrackということになるようです。 The Land of Pointの人達の頭は皆尖っていますが Oblio君だけは丸い頭なので何時も仲間外れ... そして友達は犬のArrowだけというちょっと哀しげな歌Me And My Arrowが大好きです。 というよりこの曲ばかり聞きました。 演奏時間は2分4秒。 JacketはJan & DeanのDeanとKathyのご兄弟。 中古で購入しましたので Gary LundさんのSongbookはありません。

Edgar Broughton Band / In Side Out / 1972年 Edgar Broughtonさんは 英国のMothersというよりCaptain Beefheartといった佇まいの人ですね。 音的には所謂Underground色が薄まったようですが その主張は益々孤高の人という印象を強めています。 Rock 'N' Roll Turns The Plastic Into Goldと儚げに歌うRock 'N' Rollが特にお気に入り。 演奏時間は2分54秒。 他にもHome Fit For HeroesやChilly Morning Mamaなど哀愁漂う曲想が目に付きますが 勢いのあるThe RakeやIt's Not Youで本領発揮というところ。 これも好きです。

Ian Hunter / Short Back N' Sides / 1981年 Mott The HoopleのDebut当時からFreeとともに妙にBritishの達人に人気があった人。 もっともあのH型Guitarで達人たちは見限った様子...このAlbumはMick RonsonにMick JonesやTodd Rundgrenが参画と雑多な内容ですが へなへなVocalに磨きが掛かり自信に満ち溢れていて半ば強引に聞かせます。 お気に入りのGun Controlは日本のモッズを思わせるReggae風味のTightな曲。 銃規制(そんなものはいらないよ)という掛け声は高田渡翁の自衛隊に入ろうを想起。 演奏時間は3分14秒。

’01 No.8 素敵なおばさま(おねえさま)と大物プロデューサーの出会い 

いしだあゆみ / アワー・コネクション / 1977年 「ブルー・ライト・ヨコハマ」をはじめ「あなたならどうする」などちょっぴり鼻にかかった声で 微妙なニュアンスを紡ぎ出す人。 このAlbumは 細野さん,鈴木さん,林さん等ティン・パン・アレイ・ファミリーとの共演。 演奏の素晴らしさは特筆に価します。 もちろん楽曲の水準は 雪村いづみさんの服部メロディー集「スーパー・ジェネレイション」には及びませんが 細野さんも「真夜中のアマン」など健闘。 ただ萩田さんの曲の方が いしださんには合っているのも事実。

アン・ルイス / Pink Pussy Cat / 1979年 「グッド・バイ・マイ・ラブ」や「六本木心中」などエミー・ジャクソン,欧陽菲菲と並ぶ外国人歌謡曲路線と位置付けております。 山下達郎さんのプロデュースですが 歌謡曲を歌う外人さんとアメリカン・ポップスの好きな日本人の組み合わせで 両方の個性が相殺され ちょっぴり凡庸な仕上りかも。 歌謡曲テイストの一番強い加瀬さんのアイム・ア・ロンリー・レディが一番印象的。 「恋のブギ・ウギ・トレイン」など この試みが結実したのは この後か。 レコード盤はピンク色です。

平山みき / 鬼が島 / 1982年 「恋のダウン・タウン」や「真夜中のエンジェル・ベイビー」など独特の歌謡ロックがお気に入りでした。 近田春夫さんのプロデュースで伴奏はVibratones。 ひろ子さんの歌詞(不倫相手の友達のお兄さんを成田でお見送り)が好きです。 秀才達が懸命に作り上げたリズムですが 平山さんの天性の乗りには及ばなかったという感じ。 Sly&RobbieやAswadなら面白かったでしょうね。 それでも窪田さんのアレンジは 弾けていて楽しいです。 レコード盤は黄色ではありません。

小林麻美 / Cryptograph / 1984年 CMでデビューし「初恋のメロディ」で歌も。 更にTVや映画出演しモデルも。 最後に田辺エージェンシー社長さんと結婚。 いまのところ女性芸能人の理想像? ルックスや佇まいでは見劣りしている松任谷さんがプロデュース。 一芸に秀でた松任谷さんは 妙なコンプレックスのないさっぱりした良い人だと思いました。 か細く囁くような「雨音はショパンの調べ」は 雰囲気で本家Gazeboを凌駕。 Francoise Hardyをちょっと思い出しました。

’01 No.7 唐突ですがReggaeです なかなか個性的なBob Marley以降の作品群

Black Slate / Black Slate / 1980年 AswadやSteel Pulseに続く形で登場してきた英国産六人組のReggae Group。 音的にはSteel Pulseに近いものを感じますが VocalのKeith Drummondさんの掠れた声がなかなか魅力的です。 Amigo, Freedom Time, Sticks Manあたりを良く聴きました。 72年ごろから演っていたらしく 英国における移民の状況を見据え Punksのように怒りをぶつけるだけではない前向きな姿勢が感じられます。 Don't Call Us Immigrantsという編集盤にSticks Manが入っていたと思います。

Pablo Gad / Hard Times / 1981年 詳しいことは知りません。 買った時も Hard TimesがGroup名(実はAlbum Title)で TitleがForm1099(実はRec. No.)というAlbumだと思っていました。 じわじわと執拗に迫るVocalはBurning Spearを彷彿とさせますが 納豆のようにねばねばと糸を引く歌い方が癖になります。 曲想がDave Masonさんの様にどれも同じなので Albumを通して聴くのはちょっと辛いかも。 好き嫌いはあると思いますが 私はMasonさん同様好きです。 やはりDon't Call Us ImmigrantsにTitle曲が入っているようです。

Junior Murvin / Bad Man Possee / 1982年 Police & ThievesというClashのCoverやRockersという映画で効果的に使われた曲で有名な方。 Bob Marley & The WailersにいたGuitarのJunior Marvinとは別人です。 とんでもない突き抜けるようなファルセットが特徴。 Album一枚通して聴くと 若干平板な感じになるところですが Clashでお馴染のMikey DreadのDubが所々に挿入され なかなか刺激的な仕上りです。 伴奏はRoots Radix Bandとなっています。 Title曲とGuitarという曲が切なくて好きです。

Michael Smith / Mi Cyaan Believe It / 1982年 Dub Poetryです。 Jamaicaでの活動がLinton Kwesi Johnsonの目に止まり 英国でBovell氏とJohnson氏の手により作成されたもの。 Johnson氏に比べ 豊かな表現力というのか Styleがまだ確立されていないというのか 曲毎に自由に表情が変わり聞き易いかも。 Picture Or No Pictureなど独特の躍動感は AswadのGaye氏がDrumsを担当していることも関係しているようです。 その後 Jamaicaへ戻りましたがJamaica労働党(親米派?)の人に射殺されてしまったとのこと。 残念です...

’01 No.6 Vinyl末期(80年代前半)に聴いていた歌い手さん 「・・・っぽい」歌に辟易していた時期ですね   

Antonio Mairena / Noches De La Alameda / 60年代初め 邦題は「アラメーダの夜」。 私がSpainで思い付くのは 曲でSpanish Caravan, The News From Spain, Never Been to Spain。 人でPaco Delucia, Los Bravos, Gypsy Kings, Santa Esmeraldaぐらい。 Spainを旅行した折 Framencoは踊りとGuitarに歌が三位一体と痛感 取り敢えず聴いてみました。 雌伏・研鑚の末 50代で世に出たMairenaの迫力と技巧に圧倒され 哀愁を帯びたSoulfulな歌声の虜に。 ただ真摯な姿勢がちょっと重荷かも。 Melchor De MarchenaのGuitarもSteve CropperやJames Burtonのように素晴らしい。 

遠き旅人たちの歌とロマン/トルコの民謡/1985年? 私の場合 トルコといえばトルコ行進曲のほか Eartha Kittや江利チエミのウシュクダラが浮かぶ程度。 トクジャン氏の張りのある声と洒脱な節回しは素晴らしく 高い声を震わせるオズベック氏の歌もなかなか魅力的。 トルコの人は皆 こんなに歌が上手なのですか? そしてDavid Lindley以上に無理のないMulti−Playerのアリフ・サー氏の演奏も注目に値します。 今は同時(1980年)に録音された器楽演奏と一緒に1枚のCDに。(黒海吟遊〜トルコ・音紀行 K307Y 5117) もちろんウシュクダラも収録。

Ramnad Krishnan / Kaccheri / 1971年? 南インド古典音楽・声楽界の重鎮。 SubbulakahmiやBalasubramaniamに感じる気高さとは異なり 歌舞伎の名優や落語の名人のように枯れた味で 作為的な技巧を感じさせない凄さを感じます。 Kriti : Aksayalingavibho/Dikshitarなど ViolinとVoiceが互いに音を探るうちに共振 Mridongam(太鼓)とも一体化するのが快感。 Grateful Deadの長尺Improvisationものでは 一瞬きらりと光る感じですが こちらはずっと持続して行きます。 南インドは実に奥が深い。 Nonesuch盤。  

Mel Torme / Mel Torme And Freinds / 1981年 4才のときから人前で歌っていたと言われ 広い音域に無理のない発声。 抜群の音程に見事な旋律の崩し方など非常に歌のうまい人。 これは Marty's というNightclub(N Y) でのPiano Trioを伴なったLive。 Love For SaleやTake A Letter Miss Jonesなどの早い曲からGershwinものなどの遅い曲も見事にこなします。 New York State Of Mind/Billy Joel, Wave/Antonio Carlos Jobinなども演目に。 50代半ばの作品ですが Rock系のVeteran Vocalistの中で 最初にこの域に達するのは誰でしょうね。

’01 No.5 60年代末頃 合衆国東部の恵まれない人々 西海岸や南部の人気が高いようですが やはりアメリカは広い 

Earth Opera / The Great American Eagle Tragedy / 1969年 いかにもBostonらしい音ですね。 大作のTitle曲は さすがに今聴くとちょっと照れますが Tim BuckleyさんのGoodbye And Helloと並び称される反戦歌でしょう。 私はBuckleyさんが好きだったので Rowanさんにも 初期の歌唱とか繊細さなどに同じものを感じておりました。 若い方からMailをいただき Pearls Before SwineやHoly Modal Rounders等とともにアシッド系的な捉え方をされているのに驚きました。 長生きはするものですね。

Illinois Speed Press / Illinois Speed Press / 1969年 Illinois,st. といえばChicago。 そうです James William Guercio氏のProduceですね。 曲を作る人が3人居て それぞれ曲想が異なるので Buffalo Springfield並みの纏まりのなさです。 それでも 同時代のGypsyは Gypsy Queen pt.1しか印象に残っていないのに対し Kal DavidさんのFree RideやPaul CottonさんのHere TodayにP.N.S.あたりなど 今でも 時折聴いております。 ちょっとしょっぱいGuitarの響きがお気に入りでした。

Sea Train / Sea Train / 1969年 A&MからのDebut盤。 George Martin氏がProduceして Peter Rowanさんが加わった2枚のAlbumは 西海岸ものとしてある程度知られていますが これは東海岸時代のもの。 同じくBlues Projectから枝分かれしたAl Kooper氏のBlood, Sweat & Tearsが既存の音楽を上手に組み合わせ 新しいPopsに仕上げたのに対して Kulberg氏は あくまで先進的な音作りにこだわっています。 Kulberg氏の書いたTitle曲, As I Lay Loosing, Out Wear The Hillなどいまでも愛聴。 Richard Greeneさんの勢いのあるViolinも聞き物。 

Goose Creek Symphony / est 1970 / 1970年 確か Kentucky,st.の人たちです。 Grateful DeadのWorkingman's Deadより演奏は緊張感がありタイトで Flying Burrito BrothersよりRock寄りの音がお気に入りでした。 Charlie's TuneやTalk About Goose Creek...のDrive感 A Satisfied MindやConfusionにBeautiful BerthaのSoul風味 No News Is Good Newsのとぼけた味わいなど 一口に言い表せない魅力満載のAlbum。 休眠期間を置いて今でも活躍中 本国では根強い人気があるようですね。

’01 No.4  集団嘶き(いななき)ジャズ 癒し系と対極に位置する音場ですが 私は これで結構和みます

Charlie Haden / Liberation Music Orchestra / 1969年 スペイン市民戦争とキューバ革命や公民権運動を題材にしています。 El Quinto RegimientoなどSpainの伝承曲をCarla Bleyが編曲したものを始め 同時代の社会派Rockものが 今聴くと青臭くてちょっと気恥ずかしいのに比べ 年齢層が高いこともあり 今でも違和感のない高い完成度。 逆にいえばちょっとインテリ臭が気になるかも。 思うに 物心ついてのJazz体験は 私の場合 この辺りが原点のようです。 後には 音の垂れ流しなどと酷評されたGato Barbieriさんが 気持ち良く吹き捲っています。 Sam BrownさんのGuitarも良い。 総勢13人(別紙参照) 嘶き度50%

The Mike Westbrook Concert Band / Marching Song Vol. 1 /1970年 ベトナム戦争を意識した反戦組曲。 ただ直接的な当事者ではない欧州の人なので 強烈なメッセージ性を聞き手に押し付けるものではありません。 Side1は 直接的に戦争を批判するのではなく 叙情的に戦争と対峙する世界を描き Walz(For Joanna)で John SurmanがColtraneばりに謳います。 一方 Side2では Free Jazzの色合いを深め 戦争の破壊的な局面を強調。 Marching SongでAlan SkidmoreとNisar Ahmed Khanが嘶くのが 印象に残ります。 Vol.2は持っていません。 総勢26人(別紙参照) 嘶き度40%

Grachan MoncurV/ Echoes Of Prayer / 1974年 暫く 休眠状態だったJCOAが 再び活発な活動を開始した時期のもの。 当初の西欧的現代音楽手法に加え AACMに見られる原始若しくはAfrica回帰の影響が加わったRhythm感が実に新鮮。 Medgar's MenaceT,UでのStafford Osborne / trumpetにLeroy Jenkins / violinやGarvey's GhostでのGrachan NoncurV/ tromboneそしてAngela's AngelUのHannibal / trumpetなど実に密度の濃い演奏を堪能できます。 そして根底に流れるTanawa Dance Ensembleなどの打楽器群は特筆に価します。 総勢24人(別紙参照) 嘶き度60%

Leroy Jenkins / For Players Only / 1975年 これまたJCOAですが 中心人物のMike MantlerとCarla Bleyの姿はなく 作・編曲・指揮を担当するLeroy Jenkinsの独擅場というところ。 あくまで集団としての即興演奏が 強調されていますが 構成自体がしっかりしており 集合・離散・対話を繰り返す緊張感が白眉です。 従って 個々の演奏について言及するのは難しいほどの一体感で 濃密で高い精神性を感じさせる演奏です。 その分 B面の最後に参加全Musicianの短い独白とも言える演奏が挿入されているのが興味深いです。 総勢18人(別紙参照) Anthony Braxton始め 嘶き度90%

’01 No.3  いささか怪しげなレコードですが とうとう今日まで持ち続けております...

白木秀雄クインテット / ファンキー!登場!/ 1960年? 39歳(確か?)で夭折した白木さんは 1933年生で東京芸大在学中にJazz界へDebutした天才ドラマー。 このAlbumは水谷良重さん(現八重子さん)と結婚直後の作品。 Art Blakeyの来日が1961年ですから 当時とすれば最先端の音だと思います。 U面の「ブルース組曲」は八城一夫の作品で 「祭りの幻想」のような日本的味付けはありませんが 今聴いても高水準の仕上がり。 メンバーは松本英彦さん(ts. & fl.) 福原彰さん(tp.) 世良護さん(p.) 栗田八郎さん(b.) 白木さん(d.) 解説いソノてるヲさん。 なお私はReal Timeではありません。  

Gabor Szabo / ゴールデン・ジャズ・ギター / 1968年 Santana/Black Magic Womanに続いて演奏されるGypsy Queenを作ったHungarian Jazz Guitarist。 このAlbumは初期の5枚から抜粋された日本編集盤。 上記Gypsy QueenにGypsy '66など民族色を漂わせた演奏・曲の他 The Beat Goes OnやPaint It BlackなどPopsも取上げるため 私のようなPops坊主にも親しみ易かったですね。 他にもMizrabやSpellbinderなど良い曲書いています。 ただ当時流行のSitarをいたずらしている曲も入っているので 今となってはちょっと際物という感じも。 渡辺貞夫さんがfluteで参加している曲も。

Doors / Moonlight Drive / 1967年録音 70年のAbsolutely Liveでやっと生演奏に触れることが出来ました。 ただLight My FireとThe Endが入っていないことに加えて The Crystal ShipやPeople Are Strangeといった小粒できらりと光る曲が入っていないことに 欲求不満も少し。 そこでつい手を出した禁断のBootleg / Live At The Matrix, San Francisco, の小品集。 後のAt The Hollywood Bowlなど大観衆の反応に戸惑いを見せるMorrisonさんとは異なり 等身大で気合も充分。 Summer 's Almost GoneやUnhappy Girlもお気に入り。 Doorsものの詳しいことは 権威MOJOさん宅へどうぞ。

美樹克彦 / 嘆き / 1976年 「かおるちゃん遅くなってごめんね。 大っきらいだ 白い雲なんて バカヤロー」でお馴染の人。 Paul Jones/傷だらけのアイドル(Free Me)と並び 後年のGS型アイドルやBowie・Ferry自己陶酔型Vocalの先駆者と私は捉えております。 端的に言えばXJapan”族”Yoshiki君やルナ・シー”整形”河村君のご先祖。 このAlbumは作曲家として大成なさった時期の作品集。 仏国シャンソンの左岸派路線でしょうか? AORの先駆け? あまり詳しくないので自信はありません。 「花はおそかった」の過剰感は「嘆き」と「雨」の2曲でしか味わえませんが 「おーい風よ」など高品質の楽曲揃い。 Jacketが素敵。 

’01 No.2  70年代日本の国際化を 4枚のレコードで語ってみました

Deep Purple / Live In Japan / 1972年 思い起こせば Silvie Vartanが野蛮国へ行くからと鍋を持参し(65年)Joan Baezが広島で牡蠣に当たり(67年)Eric Burdon がその筋に脅かされ楽器を置いて逃げ帰る(68年)などの時代を経て とうとう日本でのLiveが世界的に認知された記念すべきAlbum。 ただHushやKentucky WomanのSingleでしかDeep Purpleとお付き合いのなかった私は このAlbumで改めてHard Rockの疾走感と様式美を体得したと言うのが正直なところです。 原体験の時期で Bandに対する見方が結構左右されてしまうことを思い知らされたBandです。  

Three Degrees / Live In Japan / 1975年 63年結成 Philly Soulの女性3人組 74年MFSBとの「ソウル・トレインのテーマ」でお馴染。 その年(74年)の東京音楽祭(アラジンの世界歌謡祭とは別物)に参加し 「天使のささやき(When Will I See You Again)」で金賞受賞。 日本語でも歌ったこの曲は 彼女達としても最大のヒットとなりました。 やっとサンレモ並みの音楽祭が 日本で開催されたことを誇らしく?思いました。 このLiveは2回目の来日の時のもので 大好きな「荒野のならず者」に上記2曲 加えて”見てたはずよ…”の「にがい涙 / 筒見京平作曲 安井かずみ作詞」も入っている素晴らしいAlbum。

Yamashta. Winwood. Shrieve / Go / 1976年 本来 亜細亜風味のミカ・バンドやYMOを取上げるべきでしょうが 何故か1枚も手許に残っていませんので。 このAlbumは WinwoodさんとShrieveさんの名を見かけたのがきっかけ。 当時Stomu Yamashtaさんは TVでちらりと拝見した程度で Red BuddahもRadioでちょっと聴いただけ。 現代音楽の人という印象で 良く知りませんでした。 Crossing The Line始め Traffic解散後のWinwoodさんの歌声を沢山聞けただけで大満足。 Winner/Loserは翌年のSoloを予感させます。 そうそうDiMeolaさんのGuitarも良かったです。

Japan / Adolescent Sex / 1978年 欧米のBandがAmerica,UKなどと名乗るのはまあ解りますが この名前を英国人に取られてしまったことは 民族派にとっては許しがたいものがあるのでは。 とはいえ このBandに最初に注目したのは 日本の女性たちだったことは特筆に値します。 ただ 必然的にアイドル的な売られ方をされてしまい それが当人達にとって良かったのかどうかは判りません。 BassとDrumsにRhythm GuitarのFunk風味とDavid君のVocalやKeybordsの退廃的な味が融合した感じが新鮮でした。 それにしても 当時の日本のお嬢チャンは このFunk乗りをものともせずキャーキャーとは凄い!

’01 No.1  コラージュを使ったJacket アイコラものではないけれど... 興味のある方はJacketをクリックしてくださいね

Jim Kweskin / Jim Kweskin's America / 1971年 Geoff & Maria Muldaurで有名なJug Bandの人。 敗色濃厚のベトナム戦争など自信を失いつつある米国人に 傲慢さを反省させ古き良き米国を思い起こさせるようなCollage。 曲目のほうもAmelia Earhart's Last Flight, 99 Year Blues, Sugar Babe, Stealin, Old Black Joeなど どこか懐かしい聴いたことのある気がする曲ばかり。 Mel Lyman(Harmonica),Etta Green(Cello),Mayne Smith(Dobro),Reed Wasson(Bass)が それぞれ良い味を出しています。 Psychedelic以後のこの時期 私の中ではModern Folk以前への原点回帰という意味でも結構重要なAlbum。

Sly & the Family Stone / There's a Riot Goin' On / 1971年 すみません 星条旗Jacketの裏面です。 Memberの写真の間に当時の世相が象徴的に散りばめられております。 WoodstockやStand!路線から一転 最初のLuv N' Haightから最後のThank You For..まで.高揚感が抑制されたこのAlbumにとまどい 当時のお気に入りはFamily A FairとRunnin' Away。 今回聞き直してみて Woodstockでも観客を煽る一方で 冷静に反応を探るプロの扇動家といった風情が散見されたように 時代の先を見通す凄さを感じました。 70年代以降のRhythmを決定付けたAlbumだと再認識。 

Revolutionary Ensemble / The People's Republic / 1975年 宗教文化の異なる多くの民族がJacketに登場しています。 Jenkins(Violin),Sirone(Bass),Cooper(Drums)による その名も革命的合奏団。 AACM系列ですが The Art Ensemble Of Chicagoと並ぶ当時のAvant-Garde Groupの最高峰のひとつでしょう。 最初のNew Yorkという曲でのViolinに驚愕し 最後のPonderous Planetの構成に感服するまで この手のAlbumにしては珍しく 中だるみもなく聞き通す事ができました。 Thumb Pianoで始まるTitle曲やChinese Rock後半の盛り上がりも凄い。 ただ商業的には難しかったようですね。

遠藤賢司 / 東京ワッショイ / 1979年 横尾忠則さんの作品です。 雑多で猥雑な原色の街 東京を感じます。 東京サイド(A面)の「すすす好きさ東京 トトト東京」に「俺は不滅の男 天才なんだ」。 宇宙サイド(B面)の「水金地火木土天海冥」(UFO)の言葉の疾走感が今も爽快。 アレンジと演奏に佐久間正英さん(四人囃子)が参画。 そういえば佐藤満さんも参加しているプログレ版「ほんとだよ」も楽しい。 New Wave時代のAlbumながら 東京ワッショイで山内テツさんがBassを弾いていたり Paul Kossoffに捧げる曲(天国への音楽)があったりで Old Waveを引き摺っているところが好感持てますね。

過去に取上げたものはこちらに移しました 
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