The Records Of This Month
毎月何枚かピックアップする予定です  

                

 ’00 No.12 Punk勃興期 British Beat時代の御大の仕事振り 鍵盤捌きの比較も面白いですね

Steve Winwood / Steve Winwood / 1977年 Spencer Davis GroupからTrafficを経てBlind FaithにGoと常に王道を歩んできた人。 Soloとしては 次のArc Of A Diver以降が高名ながら 歌に力点を置き 音作りを控えめにしたこのAlbumもなかなか味わい深く 時々引っ張り出して聴くのは むしろ飽きのこないこのAlbum。 まあ華麗な鍵盤捌きや もっと天才の孤独といった自分の内面を発露した歌があればとも思いますが。 Andy Newmark, Willie Weeks, Reebop, Brother JamesにあのJunior Marvinが参加。 Hold OnやVacant Chairのゆったりとしたうねりが実に心地よい。

Van Morrison / A Period Of Transition / 1977年 前作のVeedon Fleeceが割に好きだったので その後の空白期間を経てのこのAlbumには大いに期待しました。 Mac Rebennackさんを信頼し 音や曲作りに凝らず Rhythmに乗って歌い切る感じがうれしかった。 勿論Astral WeeksからVeedon Fleeceを経てInto The Musicへの流れの中で感じることで このAlbumを単独で捉えると濃密度が若干乏しいかも。 Rebennackさんは控えめながら随所で光る鍵盤捌きを披露。 ただNew Orleans色はそれほど濃くありません。 Heavy ConectionやCold Wind In August更にThe Eternal Kansas Cityあたりが楽しい。

 

Jeff Beck / Wired / 1976年 どちらかといえば 前作のBlow By Blowの方を良く聴きますが 常に「次は何をしてくれるんだろう」と期待を抱かせるところが凄いです。 出だしのLed Bootsで参ってしまいました。 ただ2000年に聴き直してみると Jan Hammerさんの音色が安っぽくて古臭いのが目立ちます。あと何年か経てば 懐かしい音色ということでまたもてはやされるかとは思いますが... Goodbye Pork Pie HatやSophieが好きです。 あれ?SophieのFender RhodesはMax Middletonさんですね。

 

Manfred Mann's Earth Band / The Roaring Silence / 1976年 Bee GeesやByrdsのRoger McGuinnさんとともに業界生き残りの術に長けた方として密かに尊敬しております。 ただ音楽的素養については McGuinnさんとは比較しては失礼なほど確かなのでいつも安心して聞けます。 Sha La Laに5‐4‐3‐2‐1に始まりPretty FlamingoやThe Mighty Quinnを経てSpirit In The Nightと本AlbumのBlinded By The Lightといつの時代も楽しませていただいております。 SideBのClassic風味も 所謂Classic Complexが目立たず Mann氏のKeyboardもHammer君ほど古さを感じさせないのは流石。

 ’00 No.11 今はマリオン・ジョーンズ そして昔はこの人達 熱し易く冷め易い”俄かファン気質”の私

Esther Phillips / Black-Eyed Blues / 1973年 13才でDebutし 50年代から活躍していたBlues/Soul Singer。 このAlbumはCrossover系のCTI/KUDUからの発売ながら 歯切れの良い歌唱を損なわれることもなく 流石の仕上り。(若干Bob JamesのStringsが五月蝿いですが) Janis亡き後 圧倒的歌唱に飢えていた私は African Americanに本卦還りという所。You Could Have Had Me, Baby等のBluesに加え Black-Eyed BluesやJustifiedなどSoul物の乗りも素晴らしく 軽く歌ってもBlue/Soul Feeling一杯で懐の深さに感服。本格派Blues/Soul Fanではない私は 深入りしないようにこの一枚で退散。

Millie Jackson / Caught Up / 1974年 和田アキ子さんも翳んでしまうSoulの大姉御です。今の言葉で言えば 略奪愛・不倫を女性側から描いた物語仕立てのAlbum。下世話な題材を選びながらも それに的確な批評眼が加わり 新しいPops世界を創造。もちろん歌唱も素晴らしい。 If Loving You Is Wrong I Don't Want To Be RightやIt's All Over But The Shoutingなどの力強くピシッと一本筋の通った歌いっぷりには脱帽です。Album最後のSummer/ Bobby Goldsboroが印象的でした。 Roger HawkinsさんやBarry Beckettさんも本気を出しています。

Rufus & Chaka / Masterjam / 1979年 私にとってはごく普通のFunk Groupという印象のRufusが Quincy JonesのProduceで大化けした感じ。ちゃきちゃきの元気な子という印象だけだったChakaさんも Jazz風の歌唱(節回し)を交え 後年のNight In Tunisia路線や大ヒットを予感させます。(まだちょっと平板ですが) Do You Love What You Feelに代表されるTempの軽快なFunk乗りが新鮮。Michael君のOff The WallやPrince登場とともにAfrican Americanの世代交代をうかがわせるAlbum。 KeyboardのKevinさんはAmerican Breedの人とのこと。

Grace Jones / Nightclubbing / 1981年 女優さんでModelさんで 歌も歌う才女?怪女?恐ろしげな風貌は新時代を予感させますね。Sly & Robbieの刺激的な音空間を背景に 藤さんや夏目さんに岩下さん以上にドスの効いた啖呵を切りまくるGraceさんは本当に怖いです。I've Seen That Face Before(Liber Tango)が大好きでした。Jacket : Armani, Hair & Make : Jean Paul GoudeというJacket裏面の記載が時代を感じさせます。Pull Up To The Bumperを除き StingやBowie/Pop等 他の人の曲が面白かったです。

 ’00 No.10 80年代初頭 英国の楽団 U2やSimple Mindsになれなかった人達?

Echo & The Bunnymen / Porcupine / 1983年 England/Liverpool出身という王道派。U2と並び立つ時期もあったと記憶しております。このAlbumは南印度からViolinで客演のShankar色が色濃く 軒を貸して母屋を取られるといったところ。(Beatlesでお馴染のRavi Shankarなど北印度ものとは別物で AnimalsのWeiderさんからKula Shakerへ繋がるPsychedelic路線) 以降のAlbumの方が Ian McCullochさんはじめGroupの個性が出ているように思いますが The CutterなどJacketさながらの寒空に染み渡る荒涼感が好きです。

The Alarm / The Alarm / 1983年 WalesというPops不毛地域から登場。これは5曲入りのEP盤。Sixty Eight Gunsの入ったLP盤Declarationは ちょっと全部通して聴くのは辛かったですね。The Standもこちらの方が格好良いし... とにかく Mike Peters君を筆頭に 皆が若々しくて骨がありそうで 気負いが良い形で現れていました。U2の公演に同道したりで どうしても弟分と言う感じは否めませんが Acoustic GuitarやHarmonicaに輪郭のはっきりとした唄が新鮮でした。

Big Country / The Crossing / 1983年 Scotland出身というとSimple Mindsを思い出しますが このGroupにはBagpipeを思わせるGuitarなど民族色を強く感じました。またその点が今一つ一般的でなかったのも事実です。In A Big Countryがなんと言っても印象に残っておりますが 全般的にどことなく牧歌的な印象を持っておりました。U2やSimple Mindsで名を挙げたSteve LillywhiteさんのProduceなので やはりDrumsにも注目してしまいました。 

The Smiths / Smiths / 1984年 England/Manchester派の元祖ですが Manchester派に注目が集まったときには既に解散しておりました。Morrisseyの穏やかな歌唱や風変わりな身振りに Marrの独特な響きのGuitar。繊細な優しさと鋭い感性が同居していて 凄く新鮮でした。Byrdsみたいという言い方もありましたが 背後にしたたかな音楽業界人の影を感じさせぬ点を評価しています。おまけに一番のお気に入りThis Charming ManのSingle(片面のみ)が付いていて 得をした気になったAlbum。

 ’00 No.9 ジャケットと音が一致 70年代末期 実に判りやすい紐育文芸派 劇画族?

Richard Hell & The Voidoids / Blank Generation 1977年 私がPunkですというJacket写真(裏も)が好きです。実に判り易い。Blank Generationは The Who/My Generationとジャックス/ラブ・ゼネレーションと並ぶ三大世代曲と 年寄りの私は位置付けております。 歌自体は Jonathan Richman同様のへなちょこですが Robert QuineのGuitarが実に刺激的。 Title曲やSideAのLove Comes In SpurtsからLiar BewareそしてNew Pleasureに続く流れは秀逸です。 

Steve Forbert / Alive On Arival 1978年 MissisippiからNew Yorkへ上京してきた青年が 23歳でDebutした時の作品。(Jacketそのものですね)Album出だしのGoin' Down To Laurelの老け声に一発で参ってしまいました。衝撃のDebut Albumで It Isn't Gonna Be That WayやTonight I Feel So Far Away From Homeなど 若者の初心な感性が今でも新鮮です。John SimonがProduceしてRomeo's Tuneが好評だったJackrabbit Slimは買いませんでした。江戸っ子と紐育っ子は 走りを食すのが生き甲斐。

Johnny Thunders / So Alone 1978年 私は今一つ人物像を捉えることが出来ないのですが 音楽的には Jacket通りの我が道を行く伝統的な「破滅型Rock 'n' Roll」が堪能できます。特にPipeline,Great Big Kiss,Daddy Rollin' Stone辺りの選曲は見事です。Steve MarriottやPhil Lynott諸兄に加えSteve JonesやPaul Cook舎弟を従えての堂々若しくは引き摺られてのSolo Album。New York Dolls時代のSubway Trainに涙。(日本では同時期に村八分があり ちょっと損していました)なおLPにはSo Aloneが入っていません。ちょっと変ですね。

Tom Verlaine / Tom Verlaine 1979年 TelevisionはAlbum2枚で残念ながら解散しましたが DoorsのようにHello,I Love YouやLove Her Madlyを作るよりは良かったのかなあとの想いも少しあります。 Richard Lloydが居ないので音がすっきりして(痩せて?)Verlaine氏の唄とGuitarが鮮明に聞こえます。Rhythm的にも新しい展開が見られるものの Televisionの影を追い求めてしまう私はFlash lightningやkingdom Comeがお気に入り。Steve WinwoodのFirst Soloとともに いつ聞いても新鮮な発見があります。

 ’00 No.8 ハスキー・ヴォイス 青江さんを偲びつつ

青江三奈 / ベストヒット第2集 1968年? 伊勢佐木町ブルースと長崎ブルースが大ヒットした時期です。 恍惚のブルースや国際線待合室が好みですが この時期の歌唱はやはり素晴らしい。 ため息技「ああ」も上記2曲に加え 札幌ブルース,夕日の町 函館,酒場人形,霧のハイウエー,女のこころで連発披露。 ベスト・テイクは山口さんと猪俣さんによる「恋のおわり」だと密かに思っております。「悪かったのはあなた?私?」の箇所が素晴らしい。 しかし54才は早すぎる。

Chris Connor / At The Village Gate 1963年 青江さんはクラブで歌うことで 歌唱力を磨いたとのこと。 青江さんの声質と歌唱技はHellen Merrillさんそのものですが クラブの雰囲気ということでConnorさんのこのAlbumが思い浮びました。 Slowなlate Showと銘打たれたSide Bのしっとり感も良いのですが Lot Of Livin' To Doから始まるEary Showと銘打たれたSide Aが好きです。 Old Devil MoonやAll Or Nothing At Allなどぐいぐい突っ走る円熟期のリラックスしたChris節が心地よく 青江さんに通じるところもあるような気がします。 

Stone The Crows / Stone The Crows 1970年 Maggie Bellさんは力みの強いハスキー・ボイスですが 英国人なので聞く側はJanisをそれ程意識せずに聞けました。随所で光るGuitarのLes Harveyさんは 72年Concert中に感電死。Touch of Your Loving Handから始まるSide Aは溌剌としていて 「恍惚のブルース」の頃の青江さんを彷彿とさせます。Side BのI Saw Americaも無理に1曲としなければ 散漫とならずに聞きどころはあるのに ちょっと勿体ない気がしました。微かな記憶ではSoloになって 力みの減ったSuicide Salもよかったと思います。

Julie London / Deluxe In Julie London 1971年 Barney KesselのGuitarと絡むCry Me A Riverで一世を風靡したイロっぽい低音のハスキーボイス。 もっとも 個人的には体の線が出たスパンコールの衣装に 胸の谷間という印象の方が強烈です。 このBest AlbumはDeluxe Mood Series No.18ということで スタンダード・ナンバー中心ですが「想い出のサンフランシスコ」や「ベットで煙草はよくないわ」あたりの猥雑なねっとり感は 青江さんに通じる堪らない濃厚さがありますね。 あと「いるかに乗った少年」(ミチル君ではない)も意外に聞き物。

'00 No.7 復活・再結成  ある種の切なさともの哀しさが漂います

Original Animals / Before We Were So Rudely Interrupted 1977年 Alan Priceを筆頭に Original Memberが揃いました。 It's All Over Now, Baby BlueとMany Rivers To CrossにPlease Send Me Someone To Loveなど楽曲の良さもあり さすがの仕上がり。 音数の少なさはLennonのFirst SoloやDylanのJohn Wesley Hardingを上回り 随所にPrice氏やValentine氏の技が光ります。と言ってもBritish BeatからPsychedelicを経てWar以降まで Burdon氏を追い続けてきた人以外には通じぬ世界で 1977年Punk勃興期にはあまりに地味でちょっと寂しかったです。

Carpenters / Made In America / 1981年 久し振りに Karenの歌声が聴けると大喜びでした。 Touch Me When We're DancingやThose Good Old Dreamsなどを聴き 声の伸びは今1つですが 先ずは復調の兆しが伺われ一安心したのに これがCarpentersとしてはLast Albumになってしまいました。 またBecause We Are In Love(The Wedding Song)はRichardの曲としても最高水準のものでしょう。 完全復調した時点で Karenにもう一度唄ってもらいたかった...

Jan And Dean & Bel Air Bandits / One Summer Night/Live 1982年 1966年のJanの事故以後 1978年に再び舞台に上がり唄い出したJanの回復振りが気になってつい買ってしまいました。 しかし時々舌がもつれるその歌い振りは痛々しく はらはらしながら聞いてしまいました。Little Old Lady From PasadenaからあのDeadman's Curveそして語りの部分につい涙してしまいます。 若気の至りということでしょうが 本当に事故が悔やまれます。 そうそうJan And Deanは 我々の世代にとってBeach Boysと同格なので思い入れが強いんです。

はっぴいえんど / The Happyend 1986年 1985年6月に国立競技場で行なわれたALL TOGETHER NOWの目玉企画。Tuningの音に大滝さんの「はっぴいえんどです」という一言。そして12月の雨の日のGuitarの前奏に心が疼きます。現役時代は割に身近な存在で 生を聴いては「日本語 日本語と言う割に 大滝さんの唄は 何言ってるのか判らない」とか「あのじたばたどたばたするリズムは何?」等と毒づいていた頃が懐かしい。 B面の「さよならアメリカ、さよならニッポン」はほとんど聴きません。私にとっては岡林さんに「ゆでめん」と「風街ろまん」までなのでした。

'00 No.6 お祭りライブです モンタレー,ウッドストック,ワイト島ほどではないけれど...

Apollo Saturday Night (1964年) 63年11月ですから VoltからDebutして1年ちょっとというOtis Reddingが 若々しく溌剌としながらも 既に風格を漂わせる歌唱を披露(Pain In My HeartとThese Arms Of Mine)。 トリのBen E. KingもStand By MeやDon't Play Thet Songなどで貫禄を示します。黒人音楽の殿堂Apollo Theatreだけあって Rufus ThomasやCoastersでの観客の楽しみ方が実に自然です。Wilson Pickettはもう居ませんが Falcons/I Found Loveもなかなか。Doris Troyも悪くないと思います。そうそう伴奏はKing Curtisとのこと。

'71全日本フォークジャンボリーライブ 第1集 (1971年) 当時 洋楽Rock小僧はRhythmが民謡じゃないか等と毒づき 和製Folkと距離を置いていたのですが..加川良さん/教訓Tや高田渡翁/生活の柄などの詩に共感を覚えたものです。吉田拓郎/人間なんてや遠藤賢司/カレーライスにガロ/たんぽぽも入っていたし。私の見た範囲ではREMのように聞き取りにくかったはっぴいえんど/大瀧さんの歌が良く採れているのが不思議。本当は60年代フォークを引きずる70年の方が懐かしいが さすがにちょっと照れくさい。

Amnesty International Proudly Presents The Secret Policeman's Other Ball The Music (1982年) Beck氏とClapton氏の共演に涙したものです。ただ基本的には Stingさんを軸に当時最高峰のVocalistが凌ぎを削ったConcertでしょう。Phil CollinsさんやBob GeldofさんがStingさんに刺激されて熱唱している様子が楽しい。 個人的にはDonovanさんがDanny Thompsonさんを伴ってThe Universal SoldierとCatch The Windを演奏しているのに感動。VideoのPete TownshendさんのPinball Wizard他のPickingも見物でした。

Reggae Sunsplash '81 A Tribute To Bob Marley (1982年) Steel PulseのKu Kulax KlanやHandworth Revolutionなどの切り込みの鋭い演奏やThird Worldの1865(96 In The Shade)などの貫禄十分な演奏が好きです。またDennis Brownも大ヒット?If I Had The Worldを好演。あとGregory IsaacsさんとかMighty DiamondsのTabbyさんと並ぶとBlack UhuruのRoseさんはこの中ではちょっと落ちるのはしょうがないでしょう。Albumの主旨をよく理解していないので 肝心のRita MarleyさんやMelody Makersはあまり聞きません。

 '00 No.5 魅惑のハーモニー!! Chorus Group あれこれ   

Double Six Of Paris / Double Six Of Paris 1961年 シェルブールの雨傘やJazz Sebastian BachのSwingle Singers同様 仏国伝統のScat,Vocaleseを堪能出来ます。 男性4人と女性2人構成で Lambert, Hendricks And Rossの倍と言う事でしょう。 これはDebut AlbumでQuincy Jonesが8曲中7曲を提供するなど全面支援しております。 Rat RaceのScatの疾走感 Swing感に加え For Lena And Lennieなどのおしゃれな感じが大好きです。 Manhattan Transferのような絢爛豪華さがないところが 逆に小粋ですね。 

Starland Vocal Band / Starland Vocal Band  1976年 Afternoon Delightのヒットで知られるCountry Flavorの漂う4人組(男女各2人)。中心人物のBill DanoffさんはJohn DenverさんのTake Me Home, Country Roadsを一緒に作った方で 他にもStarlandやCalifornia Day始め 親しみ易い曲を書く方ですね。A CappellaのAmerican Tune/Paul Simonは感動的というのが定説。 ただどうしてもミュージック・フェア的な上品さが気になります。 実はSailingのSutherland Brothersと混同して買いました。 Emmylou Harrisと作ったBoulder To Bingham好きです。

Ray, Goodman & Brown / Ray, Goodman & Brown 1979年 元Momentsの3人です Inside Of You, Special Lady, Slipped AwayとA Cappella三連発に尽きると思います。 今夜こそという夜のドライブには必携でしょう。抜群の技量に裏付けられた洗練された3人とは思えない広がりあるChorusが凄い。 上記Slipped AwayやSideBのTreat Her Right等のUp Tempoの歌唱も好きです。 特にThrill/FriendsでRayとBrownのTenor Voiceが交差し Chorusがぴたっと決まる瞬間は今でもぞくぞくしてしまいます。

Mighty Diamonds / Indestructible 1981年 老舗のReggae Vocal Trioですが 80年代初頭もなかなか活発でした。Sly & Robbieの刺激的で過激な音造りと甘いTabbyさんの歌声やBunnyさんJudgeさんのChorusが意外にもよく合っています。 このAlligator盤は Pass The Kouchie(Musical Youthの方が有名?)など この頃のヒット曲を集めたAlbumのようです。 甘いLove Songと社会性の強い曲が混在しており その意味ではMighty Diamondsのしなやかで強靭という実像が良くわかりますね。 

 '00 No.4 大物プロデューサー  といっても あの酒井政利さんではありません 

Vanilla Fudge / Vanilla Fudge 1967年 Shangri-Lasでお馴染みのShadow MortonさんのProduceです。 過剰なまでのドラマチックな味付けは 御大ならではのものでしょう。 You Keep Me Hanging Onあたりは その大仰さが見事に決まった仕上がり。 ただCurtis MayfieldのPeople Get ReadyやRod ArgentのShe's Not ThereとかSonny BonoのBang Bangは原曲の良さを殺してしまいましたね... CarmineさんとTimさんのRhythm Sectionが有名ですが Markさんの演奏が視覚的にもImpactありました。 FocusのKeyboardの方も影響受けてたのでは...

Rhinoceros / Rhinoceros 1968年 Paul A. Rothchildさんといえば DoorsにTim Buckley さらにButterfield Blues BandやJanisにLoveと 当時の先進的な音造りの中心に居た凄い方ですね。 このGroupは上記のJazz,Folk,Bluesの味付けとは若干異なったR&B,Soul色が漂うところが特徴でしょう。 Apricot BrandyはLocalながらHitした様に聞いております。 Michael FonfaraさんのOrganがなかなか効果的な中堅Groupでした。 ただJim MorrisonさんやMichel BloomfieldさんのようなCharismaが居なかったのが辛いところですね。

Nico / Chelsea Girl 1968年 Tom Wilsonさんといえば Jazz時代にはCecil TaylorやColtrane Folk時代にBob DylanやSimon & Garfunkel そしてRockではVelvet Undergroundを筆頭にBlues ProjectやAnimalsをProduceした方です。 Chelsea GirlsやPlenter SongなどVelvet関連の曲が好きですが Jackson Browneさんの曲もAlbum全体の下地造りの基礎になっていて好感が持てます。 NicoさんはMarianne Faithfullさん同様 いかにも米国らしいGrace Slickさんとは対極に位置する欧州の女性という感じが強かったですね。

The American Dream / American Dream 1969年 Todd Rundgrenさんの極めて初期のProduceとEngineeringが堪能出来ます。 Group自体はBuffalo SpringfieldやByrds更にGrateful Deadあたりの雰囲気を漂わせた 小粒ながら Twin Lead Guitarが時々格好良いなかなか纏まったGroup。 ただ功成り名を遂げた方達と決定的に違うのは 楽曲の煌きです。 Acoustic Guitarの生き生きとした響きは さすがと言う他なく Toddさんは矢張り凄いです。 New York Dolls(ShadowさんのProduceしたToo Much, Too Soonは聞いていません)とXTCにTom Robinson Bandぐらいしかちゃんと聞いておりませんが...

 '00 No.3 際もの? 色もの?  とは言いながら今日まで持っていたAlbum

Comus / First Utterance 1971年 えんやこらRhythmで始まるDianaに いきなり はまってしまいました。 Wootton氏のVocalは FamilyのChapman氏並みの奇妙な味が売り物。 音的にはPentangleなどBritish Folkが根底にあるようですが 妙なDrive感のある乗りがPunkishでお気に入り。 String Driven ThingやThird Ear Bandと並びついつい惹き込まれてしまう音。 最初買った1枚がBritish Folk好きやProgressive Rock好きに貸している内に 何処かに行ってしまい買い直し その上 74年の2枚目も買った大馬鹿野郎の私です。  

Jack Bonus / Jack Bonus 1972年 The Hobo Songで少しだけ知られる歌う管楽器奏者で変人のBonusさん。 J.J.CaleでもなくJim Kweskinじゃないし Ry CooderやRandy Newmanの深みはないし とにかくJack Bonusです。Gospel調の荘厳な曲の後ろの方から間違いなくHawaiian Steel Guitarが聞こえたり Augustus PabloのDubのような曲があったり Jazz風の演奏があったりと纏まりがないようですが Bonus氏のAlbumとしての統一感はあります。

Basement 5 / 1965-1980 1981年 簡単に言ってしまえばClashやUB40などPunk,New Wave側からのReggaeへの接近に対するBritish Reggae側からの回答。 ただNoisyなGuitarにDubの残響効果が加わるので凄く変な音ですし Rhythmには縦乗りの疾走感に Reggaeの横乗りの名残が加わる妙な乗り。 更に 歌は絶叫するのではなく ざらざらした声質で抑制しつつAgitationを繰り返します。 ImmigrationやUnion GamesにLast White Christmasなど好きです

Nina Hagen / Fearless 1983年 Nina Hagenといえば Unbehagenの頃が印象的ですが これはDonna Summerでお馴染みのGiorgio MoroderのProduceによるAlbum。 どちらも独逸に縁が深いので繋がりは解らないではないが 音的には 自由自在のNinaのVoiceと均質的なMoroderの音造りは 明らかに異質。 とはいえNew York New YorkやSpringtime In Parisは成功です。 Red Hot Chili Peppersの加わったWhat It Isも秀逸。80年代の音です。 

 '00 No.2 Guitaristは有名だけど...  埋もれてしまったAlbum

 

Fugs / Tenderness Junction 1967年 あのDanny Kortchmar(この時はDan Kootch)さんが 若気の至りのAggressiveなGuitarを弾いています。 もっともThe Garden Is Open等で披露するViolinのほうの印象が強いです。 Fugsとしては あのSinatraさんのRepriseからの発売ということで 商業主義に走ったと評判悪かった模様。ただKortchmarさんの加入もあり 音楽的には随分聴きやすくて私は好きです。 日本ビクターからボイス・オブ・ヤング・アメリカシリーズの第6弾として発売されたもの。解説は田川律さん。 Turn On, Tune In, Drop Out懐かしい。

 

Eric Burdon And The Animals / Love Is 1968年 PoliceのAndy Summersさんです。 おそらくZoot Moneyさん繋がりでしょう。 As The Years Go Passing ByのJazzっぽいGuitarが印象に残ります。 サイケ三昧で 映画に興味が向き勝ちだったEricさんが 久し振りに歌い上げてくれたのでかなり気に入っていました。 Ring Of Fireのほか Bee GeesのTo Love SomebodyやTrafficのColored Rainあたりもお気に入りでした。 Side4全部使ったMadman/Geminiが聞き物だと思うがあまり聴きません。

 

David Crosby / If I Could Only Remember My Name 1971年 1枚でGarciaさんとYoungさんにKaukonenさんのGuitarを聴く事が出来ます。 幻想的なCrosbyの曲を CSNYのChorusでGrateful Deadの浮遊感とJefferson Airplaneの躍動感をBackに聞く事が出来るのだから堪りません。 所謂 シスコ・サウンドの集大成ではないでしょうか。 Cowboy MovieのGuitarやLaughingのPedal SteelとかSong With No Wordsあたりに強い印象を受けました。 凄いぞCrosby! この時は...

 

KGB / KGB 1976年 随分遅れて来たSuper Groupで 既に時代はその手の話題に辟易しておりました。 一応Memberを紹介するとMike Bloomfield, Carmine Appice, Rick Grech, Barry Goldberg, Ray Kennedyとなります。 BloomfieldはRayというSingerを得たこともあり 見事な歌伴振りで 随所で刺激的な音を奏でております。 ただ半面もっと弾いて!という欲求不満が残るのも確か。 Appiceさんを含め かなり渋めな大人の演奏で 私はAORから南部の泥臭さまで包括した音に納得。 ただ Jim PriceのProduceは時々Chorusが五月蝿くてチョッピリ不満。

 '00 No.1 芸歴の長い皆さん  70年当時 既にこの境地

Kinks / Lola Versus Powerman And The Moneygoround Part 1 1970年  Village Green...やArthur...を経て Rayさん流のconceptが安定したAlbumだと思います。 Dave弟さんも元気です。 ただThe WhoのTommyがOpera・Musical等の要素を取り入れ あまりにも華々しかったのに比し 地味な印象は否めなかった。 Pops好きの私は こちらの方が馴染みやすかったのですが… 服装倒錯者?芸能記者?出版社?マネージャー?レコード会社の社長さん?など 色々想像できて面白い。 Lolaは日本でも微かにヒット。 This Time Tomorrow好きです。

Traffic /John Barleycorn Must Die 1970年  当時よく聞いたのはGladからFreedom Riderに続くSideTです。 ただ今聞くと Rhythmの切れがいくらか古臭く 懐かしさの方がこみ上げてきます。 当時 中途半端に新しがっていたDave Masonがいない為 過剰な彩りが押さえられ Folk Jazz R&BをWinwoodのStyleに昇華させた仕上がりが見事。 特にTitle曲を挟むSideUは 99年に聞いて見ると 新たな発見がありました。 まあ若干地味ですが…

Grateful Dead / American Beauty 1970年  Live/DeadそしてWorkingman's Deadと立て続けにAlbumが発売された時期のAlbum。 正直な所 Garciaの歌に耐えられるかどうか Deadに関し一種の踏絵となるのでは。 名曲揃いで演奏の密度も濃く 後に演奏される機会の多い曲が沢山。 DeadのStudio録音盤の中では最良の一枚だと思います。 もっともSugar Magnolia, Candy Man, Truckin, Ripple, Friends Of Devilなど 他のAlbumで聞くことのほうが多いのが 自分でも不思議。

Hot Tuna / Hot Tuna 1970年  69年にJefferson AirplaneがVolunteersを出しましたが その異様なTensionの高まりを心底からは共有できなかった私は Jormaとjackの二人にすがったというのが実態です。 Hesitation BluesやDeath Don't Have No Mercyあたりが聞き物。 私は特に JormaのMann's Fateでの曲想やうねりのある演奏に 好きだったSurrealistic Pillowの頃の影を追い求めたものです。 CDには Keep Your Lamps Trimmed And Burningも入っているとのこと。(Papa John抜きのAcoustic?)かなり気になります。 

 
                 
 

 

 

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