整理整頓が苦手で放りっぱなしにしていたので アナログレコードが随分集まってしまいました
筋金入りのコレクターではありませんし ビニールの袋も捨ててしまうタイプです 
また デュアル社のオートチェンジャーで聴いていましたので 中身とジャケットが違っていたり なかなか整理が進みません
       

過去に取上げたものはこちらに移しました
                    
毎月何枚かピックアップする予定です

'08 No.12 歌姫の容姿とその歌声 仏法僧とコノハズクなど

 
Jackie DeShannon / Put A Little Love In Your Heart / 1969年
Best盤に表題曲とLove Will Find Wayが入っていたので Vinyl時代でもほとんど聞くことのなかったAlbum。 いまでも手許に置いているのは 姫がとても可愛らしく写っているからでしょう。 Jacketの顔の部分が少し撓んできたので もう一枚買っておこうと思っているほど。 見た目の濃いDusty Springfield姐さんと異なり可憐な容貌でありながら 姐さんを彷彿とさせる嗄れ声に驚きました。 その容姿と声の落差に受けた衝撃は 白石冬美さんのお姿を初めて拝見した時に近いものが。(うっかり矢野顕子さんと書きそうになりました...)  仏法僧とコノハズクの関係で例えると チャコちゃんや顕子さんはコノハズクで Jackie姫は仏法僧ということでしょうか。 最後になりましたがJoe Southの女性版とでも申すべき南部色が特徴的。 

 
Graciela Susana / Adro, La Reine De Saba / 1973年
「アドロ」や「サバの女王」は 私の中ではMoody BluesやRenaissanceなどイージーリスニング・プログレとほぼ等価の扱い。 また越路吹雪「サン・トワ・マミー」や岸洋子「希望」や「時計」と沢たまき「爪」などなど 日本の技巧派というべき皆さんの歌唱で慣れ親しんでいる楽曲が 思わず咽喉仏を探してしまいそうになる太く強い咽喉で歌われていることに 衝撃を受けました。 なおCristina Y Hugoとして 日本でもお馴染みだったお姉さまにはもっと驚かされました。 どちらも京劇やJ-Popのお嬢ちゃんや東南アジアの歌姫のような咽喉を絞るキンキン声とはまったく別の次元の歌唱。 Graciela Susana姫は次第に大仰になってしまい やっぱりお姉さまに一日の長が...

 
都はるみ / Golden Double For You / 1974年
1980年代以降は 平岡正明氏や中上健次氏など知識層から民族主義的な解釈がなされるようになって ずいぶんと小難しい聴き方をされていたように思います。 私は単純に あの「唸り」を成田屋の団十郎や海老蔵の「にらみ」に匹敵する荒業と解釈し親しんでおりました。 また峠のお地蔵さんのように微動だにしない歌い手さんが多い中 舞台を縦横に動き回る着物Rockerぶりにも衝撃を。 さらに「汽笛が 汽笛が 汽笛が」の「涙の連絡船」、「あんこ便りは あんこ便りは」の「アンコ椿は恋の花」、「ちゃって ちゃって 言っちゃって」の「アラ見てたのね」、「ホー 惚れちゃったんだヨ」の「惚れちゃったんだヨ」、「さよなら さよなら 好きになった人」の「好きになった人」などの突き抜けた過剰感に Rock / Soulを感じました。

 
山崎ハコ / 人間まがい / 1979年
華奢な体躯でありながら存在感のある力強い歌唱です。 「きょうだい心中」も「呪い」も「心だけ愛して」もこのAlbumに。 ただこのAlbumの所為で 私も含め何となく ハコさんに対する固定観念が出来上がってしまったのは ご本人とすれば不本意だったのかもしれません。

 
小林麻美 / 哀しみのスパイ・雨音はショパンの調べ / 1984年
華奢な体躯通りの繊細でか細い声。 正にこちらが勝手に描いていた幻想そのままの歌唱です。 1978年 木之内みどりさんが おじさんたちの抱く「アイドル幻想」を木っ端微塵に打ち砕いた後は 70年代アイドル最後の砦だったのかも。
'08 No.11 わが家に散在する三文字楽団をまとめて YesもCanもありませんが...

 
Ace / Time For Another / 1975年
Aceといえば 最初のAlbumに入っていたHow Longがお馴染みですが こちらは2枚目のAlbum。 などともっともらしいことを書きましたが そもそもHow Longという曲名が思い出せず 多分このAlbumに入っているのではと購入してしまった経緯が。 当然一旦は棚に直行 しばらく熟成した後 SqueezeのTemptedが話題になったり Paul CarravckのDon't Shed A Tearが評判になったりした際に再聴。 その都度 渋みはないものの芳醇なまろみを堪能。 Paul Carravckの曲は 1曲目のI Think It's Gonna Lastなど3曲で ほかに全員の名前が記されている最後の曲Ain't Gonnna Stand For This No Moreが。 全体として群を抜く楽曲こそ見当たらないものの 他のMemberの作品も水準は高く 演奏も含め良質のAlbum。

 
Aum / Bluesvibes / 1969年
ニューミュージック・マガジンの1971年4月号のロック・アーティスト辞典に Duane Allmanが「オールマン・ブラザース・バンドのリード・ギタリストで、セッションマンとして古くから活躍している。」と句読点込みで48文字で紹介されているのに対し 「サンフランシスコを中心に活躍している,3人組のハード・ロック・グループ。ブルースっぽい演奏をやる。」と句読点込みで1文字多い49文字を費やし Band単位で紹介されているなど 大昔はそれなりの知名度が。 ただサリン事件の直後は 無神経な私でさえ このBandの名を口にすることは自粛。 イラクの人質殺害事件(香田証生さん)や神戸の児童殺傷事件(宅間守)の後 香田晋さんや宅間伸さんは 何となく居心地の悪い思いをなさったのでしょうか?

 
War / Galaxy / 1977年
私にとってWarといえば Spill The Wine(1970年)のVideo Clipを見て以来 「巨漢のPercussionist」Papa Dee Allenということに。 (残念ながらウガンダ・トラさん同様 還暦前にお亡くなり) アブドーラ・ザ・ブッチャーの初来日が1970年8月ということなので 最初どちらに反応したかは覚えていませんが 私の中で「巨漢Idol?」の両翼を担っていたのは事実。 因みに小錦関は 1982年高砂部屋に入門で 初土俵は同年7月場所とのこと。 MCAに移籍し 表題曲で新境地を開拓というところですが 一定のRhythmの繰り返しからじわじわと内から盛り上がって行く いつも通りのThe Seven Tin Soldiersがやはり私のお気に入り。 FunkともContemporaryなSoulとも異なる立ち位置の微妙なところが妙に魅力的でしたが...

 
The Who / Who's Next / 1971年
WhoはThe Whoではないかと迷っていたので この位置に。 なんと言っても Won't Get Fooled Againに於けるTownshend師の跳躍と着地に尽きると思います。 Tommy以降の3枚は 友人から借りたAlbumから抽出DubbingしたTape音源でそれなりの充足感が。 随分経ってからの購入と。

 
憂歌団 / 生聞59分!! / 1976年
The Who以上の反則技ですが 漢字で三文字ということで。 おそうじオバチャンの「一日働いて、2,000円!今日も働いて、2,000円!明日も働いて、2,000円!クソにまみれて、2,000円!あたしゃビルのおそうじオバチャン...アソコの部分のスケてんの...」はあまり笑えませんでしたね。
'08 No.10 1980年頃の英国 といってもReggaeの話ですが...

 
Matumbi / Point Of View / 1979年
米国盤なので Seven Seals (1978)からGuide Us, Hook Deh, Bluebeat & Ska, Music In The Air, All Over This World (Money)が入っているお徳用品。 というより英国盤のPoint Of Viewからは 表題曲とCome With Me, Things I Do For You, Black Civilizationが入っているだけということに。 PointOf Viewsなどの管楽器の扱いは非常に新鮮ですが 私はやはりSeven Sealsの曲が好いです。 あとPretenderという曲が入っています... British Beat時代から受け継がれている英国の楽団が米国進出する際の常道ですね。 Steve Winwoodの初期TrafficやBlind Faith同様 中心人物のDennis Bovellの関心が薄れてしまったのか Groupの活動が尻つぼみになってしまったのは残念でした。

 
Steel Pulse / True Democracy / 1982年
なんと言っても Dreadlocksを煙突のように突き立てたDavid Hindsの髪型が印象的です。 1stや2ndの頃はまだ伸ばしていなかったようですが Caught You(Reggae Fever)以来の米国市場進出路線に あの髪型が有効とは思えません。 また英国盤や日本盤の後向きの挿絵ではなく この肖像写真にする必要があったのかは 疑問の残るところです。 JamaicaのOne Drop Styleより切れの良いRhythmは ある程度の国際競争力を有していることは間違いありませんが。 ただ不朽の名作Worth His Weight In Gold(Rally Round)に鏤められたMarcus, Africa, Mount Zion, EthiopiaといったKey Wordsは米国市民に受け入れられたのでしょうか? ちょっと気になるところですね。

 
Aswad / Rebel Souls / 1984年
Drummie ZebのDrumsとTony GadのBassが繰り出す重厚なRhythmは 米国E W & F以降のLakeside, Rick Jamesらが紡ぎ出すBeatを凌ぐ新鮮且つ芳醇なうねりを感じさせてくれました。 Steel Pulseとは異なり 英国での活動に重点を置き Jacketに映し出される風貌など 特に米国市場を意識していた様子はなさそうです。 それでも Messageはともかく Reggaeの枠を超えて紡ぎ出されるPops感覚にも秀でた楽曲は 万人に受け入れられるものが。 Michael "Bami" RoseのSaxとEddie "Tan Tan" ThorntonのTrumpetなど管楽器も The BandのLife Is A carnivalなどのHorn Sectionを彷彿とさせるほど効果的です。 Drummie Zebが歌うちょっと切ないMercy Mercy Me / Marvin GayeのCoverも印象に残っています。

 
Blackbeard / I Wah Dub / 1980年
Dennis BovellのDub。 Jazzzの冒頭 突然レコード針が盤面を滑る音に衝撃を受け 一気に惹き込まれてしまいました。 多分 このAlbumを契機に Lee "Scratch" PerryAugustus Pabloに遡り ScientistやMad Professorに到達というDub三昧の日々を送ってしまったようです。

 
Mad Professor / Escape To The Asylum Of Dub / 1983年
正真正銘のJacket買い。 そしてJacketの出来映えから想像・期待していたのと寸分違わぬ音が聞こえてきた満足感は半端なものではありませんでした。 これだからJacket買いはやめられないのですね。
'08 No.9 本格派の歌唱を満喫 自作自演の素人芸とは一線を画すものが

 
Nat King Cole / Love Is The Thing / 1956年
10周忌追悼記念盤とのことなので 1975年頃の再発でStereo盤です。 「恋に落ちた時」「スターダスト」「ラヴ・レター」「浮気はやめた」などなど有名佳曲揃い。 丁寧で味わい深い歌唱についつい酔い痴れてしまいます。 さらに私の大好きなGordon Jenkinsの目眩くStringsに身を委ねれば 至福の時を過ごすことができます。  己の技巧をひけらかす為に複雑な旋律の歌を好む自称技巧派歌手とは一味違います。 青木啓氏の解説で 「スターダスト」で「コールはヴァースから情感豊かに歌っている」「ラヴ・レター」では「コールは省略されることの多いヴァースをふくめて、優しく美しくフィーリングフルに歌い綴ってゆく」という言葉は 何回か受け売りさせていただきました。

 
Garfunkel / Angel Clare / 1973年
昔は Simon氏とGarfunkel氏の力関係に「染之助・染太郎」に近いものを感じていました。 解散後は「紳助・竜介」や「ツービート」状態ではないものの 「ナインティナイン」「爆笑問題」と「やすし・きよし」や「ダウンタウン」の中間辺りかと。 そして今は世代的にコント55号か... Nilsson /A Little Touch Of Schmilsson In The Nightに比べ Jimmy Haskell他によるStrings Arrangeは些か分が悪いものの 抑えどころをわきまえたGurfunkel氏の歌唱の方を私は支持。  野口久光氏と亀渕昭信氏の解説対決やJerry Garciaと思しきGuitarの聞こえるDown In The Willow Gardenに反応。 それにしても Simon氏が1人で歌うBridge Over Troubled Waterは 必ずしも原作者の歌唱が趣意を最も正しく伝えるとは限らぬとの啓示か。

 
O.V. Wright / Into Something(Can't Shake Loose) / 1977年
思いきり声を振り絞るSide One1曲目の表題曲から圧倒的な存在感で聴き手を魅了。 この迫力はPrecious PreciousやOtis Clayでお馴染みのTrying To Live My Lifeまで持続。 そしてSide Twoの末尾を飾る名高いMedleyに突入する訳ですが 個々の楽曲の完成度が高く わざわざMedleyにする必要があったのかと思うほど。 Hodges3兄弟とHaward GrimesたちのHi RhythmやMemphis Hornsに呼応する優美で切れのあるJames MitchellによるMemphis Stringsも捨て難い味が。  ともあれ70年代後半 Earth Wind & FireやChicなど新たな潮流が渦巻く中 私の中では真っ当な歌唱で 60年代・70年代Soul/R&Bの終焉を彩る名作ということに。 徒花とまでは申しません。

 
Billy Eckstine / Senior Soul / 1972年
Jazzの大御所がSoulを。 大御所なので 力んで唸ったりわめいたりはしません。 実に滑らかな歌唱で 自分の型を守る頑固な姿勢には半ば呆れるものの 少し感心。 Nat King Coleがご存命だとしたら このようなAlbumを創っていたのでしょうか? などと思うと中々興味深い作品。

 
Emmylou Harris / Evangeline / 1981年
How High The MoonとMister Sandmanに魅せられて。 私にとっては Folkの歌姫Judy Collinsとともに 素晴しい楽曲を作者以上の品質で昇華してくださる貴重な歌姫。 近年はご自分で歌を作っているようですが 評価に値する楽曲がないので自作自演せざるを得ないということでしょうか。
'08 No.8 北京五輪・陸上短距離走 ボルト2冠!!にあやかりReggae4連発!!

 
Justin Hines And Dominoes / Just In Time / 1978年
Justinと言えばTimberlakeですが Hines(Hinds)と聞いて Rock関連で辛うじて思い当たるのは RY CooderのParadise And LunchJazz経由で関心を持ったJazz畑のEarl Hinesということに。 Chrissie Hyndeは綴りが違うようですね。 そして 私が一番馴染み深いのがこの方。  なお 私は若い頃はRock小僧だったので Dominoesと聞けば Fats DominoかDerek & Dominosが真っ先に頭に浮かびます。 それはさておきJezebelと同様 Jacketが好いですね。 もちろんJastin Hinesの愁いを帯び搾り出すような歌唱と安定感のある楽曲群は特筆に価します。 さらに意外にもDriftersでお馴染みの(On) Broadway(Mann/Weil/Leiber/Stoller)も聞きものとなっている点 只者ではない奥深さを感じます。

 
Culture / Africa Stand Alone / 1979年
Joseph Hillの練りこまれた歌唱が光ります。 Culture側の主張によれば April Records側にTapeを持ち逃げされ 英米で勝手に発売されたとされる曰くつきのAlbum。 Memberには収益の還元はないとのこと。 これはVivid Soundから発売された日本盤。 免罪符としては「...カルチャー側に直接収益を還元することを考えていると言うことであり、それが実現することを強く望みたい。」とのこと。(解説: 遠藤斗志哉) と問題を抱えるAlbumなのですが Love Shines(Shine) Brighter, This Train, More Vacancy(Vacancy)などは このAlbumで聞くことが多いです。 最後に収録されているBehold The Landは Dubも含めてなかなか刺激的です。

 
Prince Lincoln Thompson And Royal Rasses / Experience..! / 1979年
何だか ひりひりする感じが堪らない高い声ですが Michaelくんの虚弱体質の嬌声とは趣を異に。 時にはすすり泣くように また時々空間を切り裂き 耳をつんざくような歌い方になりますが 本家の米国Prince殿下の直情的な金切り声よりはずっと深みが。 音作りに関してもQuincy Jones御大の手になるOff The Wall との比較でも遜色ありません。 さらにChorusとしても 私にとっては当時の最高峰Ray, Goodman & Brownに迫るものを感じました。 これは英国Vista Sounds盤です。 この時期 バルセロナ五輪(1992年)の100m走の金メダリスト「リンフォード・クリスティ」ではありませんが Joe Jacksonと組んだりと英国での活動が主体だったようです。 

 
Bunny Wailer / Roots Radics Rockers Reggae / 1983年
Original Wailersの中では 穏やかで素直な歌唱。 相次いで仲間の二人が亡くなったことで否が応でも重鎮としての役割を担う形になりましたが 浮ついたところのない姿勢に好感を抱いておりました。 懐かしのTVドラマ「三ばか大将(Three Stooges)」に例えれば Marley師がカラいばりのモー、Tosh師が石頭のカーリーということで 中間的立場のWailer師ポンコツのラリーというところか。 SideB1曲目のRockersもAmagideonの高揚感を想起させる作品となっています。 Earth, Wind & FireのPhilip BaileyやMaurice Whiteの80年代の仕事振りを鑑みても 私はBunny Wailer師の腰を据えた姿勢をついつい評価してしまいます。 今のところ あくまでジャマイカを基盤を置く「ボルト選手」のようですね。
'08 No.7 ラヴァーズ・ロック ちょっと面映い呼び名とJacket

 
Gregory Isaacs / Night Nurse / 1982年
日本で例えるならば 小林旭師のように 伴奏がどうあれ自分の様式を貫き通す方ですね。 薬指と小指のリングとパナマ帽が粋?ですね。 ただお帽子など着こなしは 「カサブランカ」のハンフリー・ボガードというより 矢沢永吉師や横山剣さんという感じです。 表題曲やCool Down The PaceなどのLovers Rock系統の滑らかでとろけるような歌唱は 刺激的なRoots Radicsの演奏と相俟って やはり心地好いですね。 ただ私は大瀧詠一師Produceの小林旭ものハナ肇とクレイジー・キャッツものより やはり穏当な原典の方がしっくり来る世代。 そんな守旧派の私なので Isaacs師に関しても Cool Ruler時代の方が懐かしく無理なく楽しめるのです。

 
Linval Thompson / Baby Father / 1983年
そもそもの出会いは もしかするとPrince Lincoln And The Royal RassesのLincoln Thompsonと勘違いしたのでしょうか 。 Jacketのきらびやかな服装は Prince Lincolnとはまったく嗜好が異なるようなので 別人と気付きそうですが 今となっては記憶も定かではありません。 そして背景の夜景も Kingston, Jamaicaとはかけ離れた光景。 歌手としてよりもProducerとして名高いようですが Dean Fraserの奏でるSaxophonが印象的なIf You Want My Loveに強く惹かれました。 また最後のTell Me The Right Timeの先鋭的な音作りにもただ者ではない存在感を。 密かにReggae界のSteely Dan若しくはBabyfaceと呼んでいます。 Dancehall / Lovers Rockということで Dennis Brown, Freddie McGregorに紛れて加えておきます。

 
Sugar Minott / Slice Of The Cake / 1984年
ボビー・オロゴンを思わせる風貌に 魅せられてしまったのですが このAlbumでは肖像写真が裏面に追いやられてしまいましたね。  ラグビーの大八木(同志社大学 神戸製鋼)氏のように前歯が欠けたGood Thing GoingのJacketの方が好きです。 今ひとつ納得の行かなかったDancehall Styleというものが おぼろげながら少し分った気になったAlbum。 とは申すものの Spinners / How Could I Let You Get AwayのSoulful な歌唱には驚かされました。 柔和な顔つきに騙されてはいけません。 そもそもBuy Out The Barなどで縦横に飛び交うSly & RobbieやRoots Radicsの面々と対等以上に渡り合えるのですから 相当懐の深い歌手だということが窺われます。

 
Dennis Brown / Love Has Found its Way / 1982年
なにやら Pink Ladyの米国進出を連想させます。 トロピカルなJacketですね。 あまりにSoul / R&B寄りなので Pops爺の私はかなり楽しみましたが Reggae Fanからは支持は得られなかったのではないでしょうか... 

 
Freddie McGregor / Big Ship / 1984年
こちらは日本盤ですが 随分とおしゃれなJacketに。 Christopher Crossをうっかり思い出してしまいました。 ユピテル工業椛n設のWOORELL RECORDSから発売。 ちょっと抵抗のあるJacketでした。 Lovers Rockを意図的に勘違いしているのでしょうね。
'08 No.6 一応は雨に因んだ曲を...

 
Tino Rossi / Chanson de Paris 12 / 193?年
小雨降る径(Il Pleut Sur la Route)。 橋本千恵子さんの対訳によれば「道には雨が降っている。思い悩みながら、夜の闇の中で、君の足音を聞こうとする。」という歌詞とのこと。 Tino Rossiさんは ミュージック・マガジン増刊「1983年 ミュージック・ガイドブック」の「フランス庶民の歌、シャンソン (P310)蒲田耕二」では「過去の遺物と化している」として詳細を省かれている「美声歌手」。 私は東芝EMIのシャンソン・ド・パリ 全25集の謳い文句「女を口説くにゃ何もいらない、ロッシのレコード一枚あれば充分!」にそそのかされて うっかり購入。 確かに「とろけるような甘い歌声(解説:永田文夫)」に魅了されましたが 残念ながら「謳い文句」のような効果を試す機会には恵まれなかったと記憶。

 
John Coltrane / Impressions / 1963年
After The Rain。 教養主義的観点でColtrane師を聞いていた私にとって このAfter The Rainという小品は 嵐のようなImpressionsの後の一服の清涼剤。 Albumとしての構成美という意味では HR/HMものや所謂プログレものに 必ずAcousticなきれいな曲が入っているという構成を彷彿とさせます。 もちろんImpressionsやEric DolphyとのIndiaが一番の聞きものですが。 この構成美 Velvet Underground / White Light/White HeatのHere She Comes Nowだと挿入位置が曖昧ですが Dream Theater / Images And WordsのAnother DayやWait For Sleep辺りは律儀に構成美を堅持。 なおStooges / Fun Houseの場合は一切考慮されていないようですが... 

 
Mireille Mathieu / 私の好きな歌 / 1977年
行かないで〜シェルブールの雨傘("Ne Me Quitte Pas" "Les Parapluies de Cherbourg)。 「両方とも、題にも歌詞にも「ヌ・ム・キット・パ」(私を捨てないで)という言葉が入っており、まるでひとつの歌のようにまとめられています。才人ジャン・クロード・プチの巧みなアレンジによって、マチューはしみじみとした好唱を聞かせます。(解説・永田文夫)」。 Mireille Mathieuは張りのある良く通る声が特徴で 声が前に出すぎる嫌いもあるほどで 「シェルブールの雨傘」本家のDanielle Licariとはまったく趣を異にした仕上がり。 曲によってはうるさく感じるほどで その辺りは Christina Aguilera嬢によく似ていますね。 このAlbumでは 他に「慕情」「17才の頃」「虹の彼方に」など米国市場を意識したかのような曲を収録。 

 
Eric Clapton / At His Best / 1972年
Let It Rain。 アイドルのように非力な歌唱ですが 好きです。 ところで 私の手許にある由緒正しい?LaylaはこのAlbumのみ。 あとはThe Arms ConcertとMTVのUnplugged Liveの映像のみです。 Rock Fanとしては一寸まずいとは思っているのですが 結局そのままに...

 
R.E.M. / Reckoning / 1984年
So. Central Rain。 私は この曲とRockvilleで いとも容易く術中には嵌ってしまいました。 年を取って用心深くなった今は ロハスやJack Johnsonなどには嵌らないように気をつけています。 印象に残っているのはI'm Sorryのところですが 一応Rainが題名に入っているので...
'08 No.5 初々しいDebutと字・綽名・源氏名・愛称・芸名

 
Grateful Dead / Grateful Dead / 1967年
JacketのJerry ("Captain Trips") Garciaの文字が懐かしいですね。 "Beefheart""Sensible""Beyond""Hiro"と業界にはCaptainが大勢です。(Captain & Tennilleという人も) それはさて置き 我が家に最初にやってきたGrateful DeadはAnthem Of The SunAOXOMOXOAだったと思います。 このDebut Albumを手に入れたのは Vintage DeadやHistoric Deadを聞いた後ということに。 DoorsのFirstやJefferson AirplaneのSurrealistic Pillowの衝撃度との比較で 私の中での優先順位はかなり後位に。 当然CDへの切り替えも特に考えていません。 その割に 代表作のAmerican Beautyに比べ こちらの方が聞く機会が多いのは何故でしょう。 所詮は嗜好品とはいえ ちょっと反省しています。 

 
はちみつぱい / センチメンタル通り / 1973年
「くじら」の愛称で知られる武川雅寛氏が Moonriders Fanにはお馴染みのようですね。 「流浪の勝」こと渡辺勝氏も 「僕の倖せ」「夜は静か通り静か」といった佳曲とともに強く印象に残っています。 一方 当時気に入っていた「塀の上で」などは 劣化が早く 耐用年数が短かかったように思われます。 「ヒールが7センチのブーツを履いて」や「羽田から飛行機でロンドンへ」などの歌詞は 当時とすれば旬の題材だったのでしょうが... 流行ものには敏感で飽きっぽい江戸っ子気質には合っているようですが。 Jacketの写真や「月夜のドライブ」という曲名に 1967年のDoors / Strange DaysやPink Floyd / 星空のドライヴを想起した私は 同世代の日本のRock/Folk青年からは年寄り扱いをされてちょっと反省。 

 
Television / Marquee Moon / 1977年
Thomas Miller改めTom Verlaineは 日本で言えば、「バスター・キートン」を捩った益田喜頓さんのようなものでしょうね。 Televisionといえば Tom VerlaineとRichard LloydのGuitarが衝撃的でしたね。 もちろんVenusやTorn CurtainのVerlaineのGuitarも凄いですが See No EvilやElevationのLloydのSoloも印象的でした。 LloydのInterviewで"Some albums made a big impression on me. Hmm, let me see. Jimi Hendrix's first record. Pink Floyd's first record. The Grateful Dead's first record. Stuff like that made a big impression on me."と。 Garcia/Weir組と自分達を準えているのでしょうか。 2人の悶絶Guitarに Stills/Young組の収拾不能の激烈な果し合いを連想してしまっていた私はちょっと反省。

 
Aswad / Aswad / 1976年
Drummie, Khaki, Chakab, Dee, Rasとのことですが 誰が誰だか把握していないことをほんの少し反省。 この呼び名はどの程度浸透していたのでしょう。 ともあれBritish ReggaeではSteel Pulseなどより長く聞くことに。 当時から潰しが効く演奏力が個々に備わっていたようです。

 
Elvis Costello / My Aim Is True / 1977年
ふざけた芸名だと思いました。 CDではどう表現されているのか知りませんが Jacketの市松模様の黒の部分に記されたelvisiskingの文字にも違和感を。 Televisionに対する発言も含め 大物ぶった言動と見くびっていたことを今は反省。
'08 No.4 器楽演奏家列伝 50年前から20年前まで

 
Art Pepper / The Art Of Pepper / 1958年
我々の世代辺りまでは Saxといえば「サム・テイラー」さんです。 なにしろ第25回紅白歌合戦にて 「クロード・チアリ」さんとともに登場 「にしきのあきら / 花の唄」の伴奏までなさっています。 そのうち紅白歌合戦で「クロード・チアリ」さんか「マーティ・フリードマン」さんと「エリック・クラプトン」さんのGuitar合戦を見たいものです。 話を戻しますと 白人Sax(as)奏者のPepperさんは 「テイラー」氏のように泥臭くむせび泣くことなく 耳ざわりの良いCoolで洗練された演奏を。 West Coast Jazzは商業主義に飲み込まれていったこともあり 歴史的評価は今ひとつですが 熱烈な支持者のいるその後の位置付けは なにやらWest Coast Rockに似通ったところがありますね。

 
Gary Burton / A Genuine Tong Funeral / 1968年
我々の世代辺りまでは 木琴・Vibraphoneといえば平岡養一さんや精二さんです。 そんな先入観もあり Pops小僧の関心はついついGuitarのLarry Coryellに。 Coryell氏在籍のFree Spiritsとともに Miroslav VitousのInfinite SearchにおけるMcLaughlinの演奏など Jazz側のGuitaristに大いに関心を持ったものです。 日本でも増尾好章氏 川崎遼氏 杉本喜代志氏辺りが一世を風靡。 ただ皆さん Rock感覚が身に付いていたとはいえず 手探り状態だったのがもどかしかったです。 もっとも杉本喜代志氏は 後に傷害事件にまで発展するような60年代Pops通であることが分りましたが...(詳しくは"刃渡り9.3センチ 駒場4丁目"で検索を) 最終的に私が興味を持ったのは 作・編曲家のCarla Bley氏でした。

 
Scarlet Rivera / Scarlet Fever / 1978年
我々の世代辺りまでは Violinといえば 諏訪根自子さんや盲目の天才少年和波たかよしさんです。 今でも独奏者といえば Mutter姫や諏訪内さんなど ついついGuitaristよりViolinistに心ときめかしてします。 いったい何故でしょう?

 
Wilding/Bonus / Pleasure Signals / 1978年
我々の世代辺りまでは 横笛といえば早野凡平さんか。 私はGenesis / Seconds Outも聞き通すことの出来ないPops Fan。 それが傍系と言うべきBrand X関連のAlbumをわざわざ聞く理由が何かあるはずです。 いったい何故でしょう? 

 
Chet Baker / Live In Rosenheim / 1988年
我々の世代辺りまでは Trumpetといえば「ニニ・ロッソ」さんです。 何しろ第23回紅白歌合戦にて 「フランク永井 / 君恋し」の伴奏をなさっています。 それはさておき Baker氏がお亡くなりになったのが1988年5月13日 そしてこのAlbumの録音は4月17日ということで お亡くなりになる一ヶ月前なのですが そのような気配を窺わせるようなものは特にありません。 Baker氏は死の前年来日するなど 欧州のみならず日本でも人気の高かった方。 お誘いすれば 「ニニ・ロッソ」さんとともに Trumpet一本を携えて紅白歌合戦に気軽に参加してくださったかも。 Portrait In Black And Whiteなど Baker氏はTrumpetや歌に加えPianoも演奏 Nicola StiloのGuitarやFluteとの対話に寂寥感が漂い 思わず惹きこまれてしまいました。
'08 No.3 Solo Album 唯我独尊 独立独歩 孤立無援...

 
Jerry Garcia / Garcia / 1972年
佳曲揃いのSide1はいつも一気に聴了。 もっともDealはDead Setで Bird SongはReckoningWithout A Netで さらにSugareeもSteal Your Faceで Dead本体による演奏を堪能できるので わざわざこのAlbumにこだわる必要はないようにも思います。 などと現在は醒めたことを言っておりますが Old And In The Wayの他に HooterollやNew Riders Of The Purple Sage辺りまで 真っ先に飛びついていた時期がありました。 この種の馴れ合い共同体幻想ものでは David CrosbyのIf I Could Only Remember My NameやBlows Against The Empire辺りには それなりに新鮮味があったように記憶しています。 このAlbumの位置付けとしては 聴き手側の信仰の証と言うか ある種のお布施のようなものだったのかも。

 
Peter Rowan / Peter Rowan / 1978年
確かMuleskinnerの島田耕さんの解説だったと思うのですが Rowan氏は薬物依存症とのことで 私は勝手に再起不能と理解していただけに このAlbumでの復活はうれしく思いました。 収録が San AntonioのStadio、Santa MonicaのGuitar Shop、Berkshire Bliegrass Festivalなどに分散 寄せ集め音源風なのが少し残念ですが... ともかくGrateful Dead周辺のいかがわしい人物は加わっていないようなので一安心です。 そしてLand Of The NavajoやPanama RedにMidnite Moonliteといったお馴染みの曲での軽やかな歌唱に胸をなでおろした次第。 またFlaco JimenezのAccordionが活躍するThe Free Mexican Airforceが印象に残りました。

 
Maureen Tucker / Life In Exile After Abdication / 1989年
Velvet Undergroundの中心人物といえばMaureen Tucker姉を忘れてはいけません。 私にとって Velvet UndergroundはVelvet Underground & NicoWhite Light/White Heat辺りまで。 それでもLou ReedのTransformer NicoのChelsea GirlThe End... John CaleのParis 1919辺りもぼそぼそと聞いていたのに Maureen Tuckerさんの動向には無関心だったことは否めません。 Lou Reedの他 Sonic Youthの面々も加わっております。 なおMaureen Tuckerが Drumsを担当するのはChaseという器楽曲とLou Reedが加わるPale Blue Eyesだけです。 私の中ではGenya Ravan姐さんを上回る感服の復活。 五つの赤い風船の藤原秀子さんは「私のブルース」以降復活していないようですね...

 
Sandy Denny / The North Star Grassman And The Ravens / 1971年
歌唱と曲想の落ち着き払った佇まいと転落事故死が私の中ではどうにも結びつかず Nicoの自転車同様 未だに納得の行かぬ所が。 近年お亡くなりの中島らもさんと同じような状況だったのでしょうか... なお米国盤です。

 
Paul Rodgers / Cut Loose / 1983年
手作りの温もりより 侘びしさが漂います。 それでも歌唱は鑑賞に耐えうるものに。 ただほとんど聞いていないので Sealもそのまま。(Muddy Water Bluesは時々聞きます) 値札も付いたままで 2,480円。 割高感は否めませんね... Inspiration:Machi Ko Rodgersとなっています。 
'08 No.2 インド人も日本人もびっくり 産地偽装からスナック菓子まで カレー風味を満喫

 
Chim Kothari / Sound Of Sitar / 1967年
ご両親はインド人ですが ウガンダで生まれ育ち その後英国へ。 「ウインチェスターの鐘」「涙のカーニバル」「エリノア・リグビー」「恋のダウンタウン」「この胸のときめきを」などの英国ものから 「夜のストレンジャー」や「グアンタナメラ」「サウンド・オブ・ミュージック」まで掟破りの弾きまくり。 そして解説の中村とうよう翁は 曲目紹介に37行 「ポピュラー界のインドブーム」に29行 「世界に誇るインド音楽」に27行 「シタールという楽器」に37行を。 結局 主役のChim Kothariさんについては13行のみ。 それでも 産地偽装を容認した道義的責任は免れないかも。 この時代Gabor SzaboもSitarを弾いていました。 Jazz界で最初のSitar弾きは誰なのでしょう? 勿論日本では 寺内御大が初めてと主張なさるのでしょう。

 
Incredible String Band / U / 1970年
El Wool SuiteやCutting The StringsでMikeが奏でるSitarに Partial Belated OvertureやBridge ThemeでRobinが吹くShanaiなど あくまで民俗音楽「風味」であり「もどき」なので ミートホープの食肉偽装のコロッケのような仕上がり。 ただ こちらは食べ物ではないので人々の健康を損なう恐れなどはありませんので 気楽に楽しむことが出来ます。 私は ClashのSandinista!と比べても こちらの方が長く聞いていることが出来ます。(二枚目の途中辺りまで通して聞けます) 実はThe Juggler's SongやBridge SongやI Know Youなどに登場するLicoriceの歌が 割合好きなのです。 米国などでは実演に加わっていたStone MonkeyのDanceは賛否両論あったとか...

 
Anup Jalota / In Concert / 1981年
インドを訪れた際に 時間を気にしながら立ち寄ったRecord Shopで 店員の勧めに従って慌しく購入したもの。 何の予備知識もなく 勧められたとおり何枚か購入しましたが 当時まったく私の知らなかったGhazalが何枚か混じっていて このAlbumはその中の一枚ということに。 私は古典の声楽を中心に買ったつもりだったのでちょっと拍子抜け。 後から考えれば これは偽装というのではなく Indian Classicalより PopularなLight Classicalの中から選んでくれたということだったのでしょう。 明らかに消費者側である私の知識不足ということで 反省しきり。 優しくなめらかな歌唱に親しみやすい旋律。 自身のVocalとHarmoniumにTablaのほかSantoorとGuitarが伴奏に加わり その音色は当時の私にとってはかなりの新感覚。

 
JHALIB / Mysteries Of The East / 1982年
45rpmで片面一曲づつ。もう一面はSuns Of ARQA / Ananta Snake Dance。 複雑なTalaを回避し Disco Beatを採用するという荒業。 恥ずかしながら嵌ってしまいました。 カレー風味のスナック菓子は好きです。

 
Collin Walcott, Don Cherry, Nana Vasconcelos / Codona 2 / 1981年
私はPaul Winter ConsortやOregonが苦手です。 これは現在のJack Johnsonにも共通。 私には大地の鼓動は感じられないのです。 資生堂パーラーか中村屋のカレーのような余所行き感か... ただDon Cherryの嘶きには惹かれるものが。
'08 No.1 分身の術...Jacket面の人数の多い順に

 
Elvin Bishop / Struttin' My Stuff / 1976年
Jacket表面に6.5人 裏面に7人と合計13.5人が登場。 Live Adventuresの熱演で 昔から私の世代では好感度は高かったと記憶。 Santana師が些か中途半端な演奏のため 一時期我が国では評価が低かったのと対照的。 Super SessionのStills師も同じく風評被害に。 もちろんElvin Bishopも Michael Bloomfield在籍時のButterfield Blues Bandではあまり目立たない存在。 Fillmore Label時代のElvin Bishop Groupも ある程度評判にはなったものの 些か玄人受けの嫌いが。 それ故 Capricorn以降の活躍は Steve Miller同様 好ましく感じました。 (Mickey Thomasの存在は 若干気にはなりましたが) Struttin' My Stuffなどの軽い乗りやSlick Titty Boomの掛け合いなど 基本的に陽性なのが好いですね。

 
Johnny Guitar Watson / And The Family Clone / 1981年
Jacket表面に6人 裏面に1人と合計7人。 一人ですべての楽器を演奏しているそうな。 Sly & Family StoneをもじってThe Family "Clone"としたようです。  安易なTitleとJacketが 見事に内容を表わしていますね。 Stevie WonderやPrinceのように自分の音楽を追及する過程で 必然的に一人で音造りに挑むという真摯な姿勢のものとは明らかに一線を画する気軽さが 実に心地好いです。 むしろJesse FullerのOne Man Band Styleに近い大道芸的な趣が魅力的です。 思わずJon Hendricksを思い出してしまうことなど全くないFamily Clone のScatやJeff BeckやPeter Framptonを想起する余地のないCome And Dance With MeのVocoder Guitarに吃驚しました。

 
Pablo Moses / Pave The Way / 1981年
Jacket表面に5人 裏面に足下だけの0.2人で合計5.2人。 写真ではないので ちょっと反則かも... 冒頭のProverbs Extractionsで Val Douglas(Bass)、Mickey"Boo"Richards(Drums)、"Sticky"Thompson(Percussion)らが奏でる悠揚迫らず流れゆくRhythmに Pablo Mosesの穏やかな歌声が重なります。 続くIt's TrickやSide Twoの冒頭Africa Is For Meでは 内に秘めていた情熱が徐々に溢れ出ていく醒めた高揚感が見事です。 1976年のBunny WailerのBlackheart ManやAmagideonを初めて聞いた時の感動が蘇ってきました。 さらにLast StrawやSisterの哀愁漂うHome - T4のChorusに Dig OnでのDean FrazerのSax熱演にも心惹かれます。

 
Jimi Hendrix / Legacy / 1971年
Jacket表面に2人 裏面に1人で合計3人。 ポリドールからの追悼盤で 邦題は「ジミ・ヘンドリックスの想い出」。 Little WingやVodoo Chileが入っていないのはちょっと残念ですが...優先順位から見て 当面買う予定のなかったBand Of Gypsysの曲も入っていたことも選択の理由か。 

 
Johnny Rivers / And I Know You Wanna Dance / 1966年
Jacket表面に2人。 裏面に「水玉模様」のシャツ姿が6人写っていますが 分身ではないと判断。 お目当ては もちろんSecret Agent Man(秘密諜報員)。 日本ではVenturesや東山君の方が有名か。 ともあれ進取の気概を感じます。
 
                   

サーチ:
Amazon.co.jpアソシエイト