整理整頓が苦手で放りっぱなしにしていたので アナログレコードが随分集まってしまいました
筋金入りのコレクターではありませんし ビニールの袋も捨ててしまうタイプです 
また デュアル社のオートチェンジャーで聴いていましたので 中身とジャケットが違っていたり なかなか整理が進みません
       

過去に取上げたものはこちらに移しました
                    
毎月何枚かピックアップする予定です

'06 No.12 ベスト盤で我慢? それとも必要充分? 

 
Bob Dylan / Bob Dylan's Greatest Hits, Vol. 2 / 1971年
ご多分に漏れず 私もNashville SkylineとSelf Portrait路線をこころよく思っていませんでした。 そしてNew Morningについても 積極的に聴こうとする意欲を失っていた時期。 そうは言っても 中村とうよう翁のように「近年のディランに、ぼくは関心をまったく失った(レコード・コレクターズ増刊 アメリカン・ロックVol.2 P190)」などと言い切ることもできませんでした。 もちろん 一介の市井人の私が Great White Wonder(The Basement Tapes)の内容を知る術もなく 欲求不満が高まるばかりの状態。 そんな心の隙間に入り込んできたのが このBest盤だったようです。 一応のお目当ては When I Paint My Masterpiece, I Shall Be Released, You Ain't Goin' Nowhere辺りと記憶しています。

 
Steve Miller Band / Anthology / 1972年
1974年のThe Jokerで広く認知される前のSteve Miller氏。 日本では 我が家にもSailorがあったりと それなりの知名度は確保。 ただ生来のRock & Roll風味のPops感覚が理解されず まだまだ地味な存在でした。 Nicky Hopkins氏やPaul McCartney氏が加わっても 基本的な音楽性に些かなりとも変化を生じない点を高く評価しています。 また この頃と音楽性はそれ程変化していないように思えるのですが Fly Like An EagleやJet Airlinerが圧倒的な支持を集めたのは何故だったのでしょう。 Quicksilver Girl(Sailor)やSteve Miller's Midnight Tango(Number 5 Ben Sidran作)が収録されていないのが心残りですが 私には必要充分の内容。 Living In The USAやSpace Cowboy辺りには今でも心が躍ります。 

 
Quicksilver Messenger Service / Anthology / 1973年
私は初期のQuicksilver Messenger Serviceを積極的には聴いていなかったので このAnthologyでの興味はDino ValenteやNicky Hopkins加入以前との対比ということになります。 特に麻薬禍から抜け出したValente氏の八面六臂の活躍ぶりは(Fillmore The Last Daysの歌いっぷりもかなり強烈でしたが...) Steve Perry加入後のJourneyやShankar参加のEcho & The Bunnymen / Porcupine以上に 軒を貸して母屋を取られたという印象を受け 以前からのFanからは反発もあったとのこと。 それでも結局 私はFresh AirとJust For Loveが矢吹健の「あなたのブルース」や城卓矢の「骨まで愛して」に鹿内孝の「本牧メルヘン」と同じくらい好きなことを再確認。

 
Byrds / Original Singles, Vol. 1 (1965-1967) / 1980年
Tom Petty & Heartbreakersの活躍もあり この時期に再評価されたのでしょうか。  REMの登場はもうちょっと後のようなので 私が購入した理由が今ひとつ分かりません。 正直なところ Pops小僧だった私にとって 初期のByrdsはラジオでヒット曲を聴くのが一番性に合っていたかも。 その意味で このSingle盤を集めたAlbumは私の嗜好に適合。 それはそうと大昔Crosby Stills & Nashをスーパー・グループと称していましたが StillsはSuper Sessionの地味な方の人 NashはHolliesのLead Vocalではなくて高い声の人と辛うじて認識できたのですが 当時の私はCrosbyを識別できたのでしょうか... それにしても Beat感覚に些か不安の残るByrdsのBluesというべきCaptain Soulは 何時聴いても緊張します。
'06 No.11 タイム誌 The All - TIME 100 Albumsより

 
John Coltrane / A Love Supreme / 1964年
もともとPops育ちなので 最初から最後まで聴き通すことの出来るAlbumはそう多くありません。 その中で このAlbumは Jazz道を学ぶ過程で特訓を受けたこともあり なんとか最後まで聴き通すことが出来るようになりました。 もちろん 発表時ではなく1972年頃の購入なので お得意の旋律をだらだらと垂れ流す自己陶酔型Rock Guitaristに内心辟易していたことも多少は影響か。 とは言え Side1の途中で繰り返し唱えられるLove Supremeという呪文では 集中力が途切れてしまいます。 私の知る限りでは この演奏を凌ぐのは Nusrat Fateh Ali KhanのParis Concertぐらいでしょうか。 Clapton師の来日の報を耳にするにつけ Coltrane師がご存命だったらと思う今日この頃です。

 
Marvin Gaye / What's Going On / 1971年
表題曲やMercy Mercy MeとInner City Bluesには Best盤やLive盤で前々から親しんでいたのですが Album本体を実際に手に入れたのは どうやら1977年のこと。 さすがに 実はAlbumを持っていないのに さも聴き込んでいるかのように装うのが困難になったようです。 カミュやカフカやサルトルなら 周りの友人たちも「読んでいない」か「読んでも理解できなかった」ので何の問題もなかったのですが Popsではそうは行きませんでした。 もっとも 結局今でも聴いているのは上記三曲なのですが... 解説は八木誠さんですが 結びの決め台詞で「それではマービン・ゲイのもっとも新しく、かつすぐれたアルバム「What's Going On / 愛のめくえ」をじっくりきいてみましょう。」と「ゆくえ」が「めくえ」になっていたのが残念です。

 
Eagles / Hotel California / 1976年
今回取上げた他の3枚に比べ 質の点で若干分は悪いのですが 私の中で表題曲は 60年代のHollies / Bus Stopや80年代のWham! / Careless Whisperに匹敵する思い出深い楽曲。 当時は有線放送でもリクエストの上位となったとのことなので 今ではワイルドワンズの「思い出の渚」やジュリーの「時の過ぎ行くままに」のように お父さんたちのカラオケ十八番になっているのでしょうか。 立ち止まって足踏みしているようなRhythmは 無駄に重く爽快感に欠けていますが 壮年層にも受け入れやすかったのかも。 そういえば日本盤解説に「何はともあれ、不気味ともいえるイーグルスのこのアルバム。今はただその異様な官能のうめきにききほれるのみだ。」とあります。(水上はるこ+2(しんちゃん+タケちゃん))

 
Clash / London Calling / 1979年
冒頭のLondon Callingから最後のTrain In Vainまで 情熱が迸っています。 風俗・流行ものとしてのPunks騒動が収まった後も 精神としてのPunksは残ったということですね。 ちょっと若いお父さんたちはサザンオールスターズの「勝手にシンドバット」やブルーハーツの「トレイン・トレイン」とともに 息切れしながら表題曲を歌っているのでしょうか。 Jacketに張られたSealには Specially Priced Two-Record Setの文字が誇らしげに。 当時は確か幼気な少年少女の為に 2枚組ながら1枚分の値段で発売されたと記憶。 それが四半世紀を経て The 25th Anniversary Editionの定価は4410円になってしまいました。 当時 日本盤は2つ折ジャケット3500円で 輸入盤(タワーレコード)は2780円だったようです。
'06 No.10 「語り物」を色々語ってみましょう

 
Eric Burdon & Animals / Every One Of Us / 1968年
New York 1963 - America 1968です。 Animalsといえばモップス Eric Burdon師といえば鈴木ヒロミツ氏。 もちろんモップスも「雷舞」で この曲を演奏していました。 ただしモップスの語り物は 最終的に「月光仮面」という極めて日本的なものに変質してしまいましたが。 モップスのヒロミツ氏を最初に見たのは 私がまだ児童か生徒だった頃 「箱根ホテル小涌園」のプールサイドでの演奏。 そして最近見かけたのは 数年前のお正月。 「フォーシーズンズホテル椿山荘」に当時あった中華料理店(養源斎)奥の喫煙場所。 外人さん相手に 米国ロスで経営しているレストランへ立ち寄ってくれと熱く語っている姿です。 何れもなぜか藤田観光絡みですが 実にサイケデリックな出会いです。 

 
Mothers / Just Another Band From L.A. / 1971年
片面全部を使った25分弱の大作Billy The Mountainです。 洋風の語り物としては Johnny CashのA Boy Named SueやLorne GreeneのRingoといった曲を真っ先に思い浮かべるPops爺です。 そしてMothersに対する私の興味も 結局TurtlesのMark VolmanとHoward Kaylanがお目当てというPops偏向振りです。 そしてFillmore East, June 1971のHappy Together同様 Suite:Judy Eyesが聴こえてくると ついついほくそえんでしまいます。 (David Crosby, Neil Young, Joni Mitchellも話に登場)さらに「巨漢の雷電」と「地獄の料理人・相撲界で唯一の凶器の使い手はか(若)秩父」のNHK相撲中継を活写したなぎら憲壱氏の「悲惨な戦い」を思い浮かべてしまいました。(こちらは6分程度の短めの弾き語りですが...)

 
ダウン・タウン・ブギウギ・バンド / 脱・どん底音楽会 / 1975年
阿木耀子さんの「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」。 もちろん我が国には 紅白歌合戦などで慣れ親しんだ三波春夫御大の「 豪商一代 紀伊国屋文左衛門」などなどの浪曲歌謡の語り物が燦然と輝いています。(いまだに少し苦手ですが) また杉良太郎師の「君は人のために死ねるか」をはじめ 泉谷しげる(呼捨て?)の「黒い鞄」など Rhythm感の欠如ゆえの語り物が多数存在しますが 残念なことに私はAlbumを持っておりませんので 取り敢えずこのAlbum。 ヒット曲中心に今でも時々聞いています。 そしてこの演奏会には 大物の語り部である糸井五郎さんが 司会として些か場違いな口調で登場。  そういえば海援隊の演目に「母に捧げるバラード」という語り物があるそうな。 さだ某同様 私は聞きませんが...

 
Linton Kwesi Johnson / Forces Of Victory / 1979年
Dub Poetというそうな。 MatumbiのDennis Bovell師やJah Bunny(Drums) Vivian Weathers(Bass)が加わる鉄壁の布陣。 他にもSonny's LettahのHarmonica(Julio Finn)やIndependant IntavenshanのTrombone(Rico)など刺激的な音色が随所に。 警察の差別的取締りに対する告発となっているSonny's Lettah(Letter)の感情の昂ぶりを抑えた語りが心に響きます。 日本にも差別を扱った岡林信康氏の「手紙」がありましたが 首尾一貫したJohnson師と異なり 岡林氏は自然回帰(逃避?)した後 目立った社会運動はしていないようです。 Fite(Fight) Dem Backの隠れキリシタンのオラショのような「すましん・ぶらぃぜん こず・えんごな・しん・けいなむ うぃ・ごな・すましん・ぶらぃぜん」という呪文が耳に残ります。 
'06 No.9 1960年代の倫敦と東京

 
ロンドン・オリジナル・キャスト / ウェスト・サイド物語 / 1962年
ディスク社のディスク・シート(ソノ・シート)3枚組みで450円。 解説の中で小森和子さん(小森のおばちゃま)が チャキリス(George Chakiris)について 「...相手の顔をジッと見つめて話すとき、うるみをおびて目が情熱的で、とってもとってもチャーミング!」と まるで湯川れい子さんがElvis Presleyを語り Music Life誌星加編集長がBeatlesを語る時のように 情熱的に語っていらっしゃいます。 当時のチャキリス人気の沸騰ぶりが伝わってきますね。 なおOriginal Cast Of Londonなので Maria役がMarlys WattersでTony役がDan Mckay。  そしてチャキリスは 映画ではBernardo役でしたが LondonではRiffを演じていたそうな。 さすがに音が悪いので いつもはLeonard Bernstein盤を聴いています。

 
Edmundo Ros / Golden Album / 1966年
英国のLatin American Music界の重鎮。 LondonはRegent StreetにEdmundo Ros' Dinner and Supper Clubというお店も持っていたそうな。 日本でも 社交ダンスの流行もあり Mambo, Rumba, Sambaなどの人気が高く 1953年Xavier Cugat、1956年Perez Prado、1962年MachitoなどRos氏を含め 来日公演が相次いでいたとのこと。 我が家にも こんなVinyl盤が残っていて当然というところ。  同様に英国でも 親御さん世代の影響で Concrete & Clay / Unit4+2やBesame Mucho / BeatlesなどLatin American Music風味が加味されていたのかも。 The Girl From IpanemaやBlame It On The Bossa NovaなどのBosa Novaをやけに威勢の良いRhythmものに仕上げてしまっているのが面白いですね。

 
Beatles / Sgt. Peppers Lonely Hearts Club Band / 1967年
お兄ちゃんが買ってきた翌日が確か修学旅行でした。 友人と このAlbumのことを夢中で話していた記憶が微かに。 ただ当時からWhen I'm Sixty-FourとGood Morning, Good Morningはちょっと苦手でした。 むろん当時は 映画を中心としたウェスト・サイド物語の評判の高さには遠く及ばなかった訳ですが 今日では Rolling Stoneの500 Greatest Albums Of All TimeのTopに選ばれるなど その評価は揺るぎないものに。 Rockの枠組みを外してみると 現代ではどちらの評価が高いのでしょうか。 なおこのAlbumを最後に 当時の急進的なRock Fanは次第にBeatlesから距離を置く形に。 恥ずかしながら私にも King Crimsonはともかく Abbey RoadよりBlind Faithの発売を心待ちにしていた小生意気な小僧だった過去が...

 
King Crimson / In The Court Of The Crimson King / 1969年
Recorded At Wessex Sound Studios, Londonとのこと。 当時 渋谷の日本楽器には輸入盤が揃っていました。(確か試聴も可能) そして角田ヒロさんが このAlbumを熱心に眺めていたような記憶が微かに。 Epitaphから何年か後に 「メリー・ジェーン・オン・マイ・マインド」が出来上がったのも 渋谷の日本楽器のおかげかもしれませんね。 勿論まだ学生(生徒ではなかった)だった私達は BYGの2階で このAlbumを聴かせてもらっていました。 その後暫くしてお兄ちゃんが購入し もっぱらそれを聞くことに。 自分で買ったのは お兄ちゃんが独立し レコードをごっそり持っていってしまってからでした。 今回 久々に聴いたのですが またMoonchildを最後まで聴くことが出来ませんでした... ごめんなさい。
'06 No.8 米国津々浦々 多士済々の合唱隊

 
Persuasions / We Came To Play / 1971年
Bedford-Stuyvesant, New York NYとのこと。 Acappellaですが 小器用で線の細いハモネプものとはまったく別の次元の音楽です。 明解なBassを基軸にBaritoneとTenor2人がHarmonyを付け 躍動感溢れるLead Vocalが気持ちよく舞います。 JacketのP印の練習着の5人がMember。 もちろん後追いで 多分Thin Line Between Love And Hate / Persuadersと間違って購入したのでしょう。 冒頭のChain Gang / Sam Cookeから最後のLet It Be / Beatlesまで一気に聴了。 他にもGypsy Woman / Curtis Mayfieldなど聞き慣れた曲の中にも新鮮な響きが感じられるのは 卓越した技量ならでは。 処女作はFrank Zappa師がProduceということなので Zappa銘柄としては有名なのかも。

 
O'Jays / Ship Ahoy / 1973年
Canton, Ohio出身のPhiladelphia, Pennsylvania育ち。 もちろんProduced By Gamble-Huffです。 当時いわゆるPhiladelphia一派は 本格的Soul Fanから軽んじられていましたが O'Jaysは比較的好意的に受け入れられていました。(伝聞です 本格的Soul Fanに遭遇したことはありません) 私はO'Jaysといえば 前作のBack Stabbersの方が馴染み深いのですが 持っているのはこのAlbum。 これは偏に 感動の超大作Ship Ahoyの存在によるもの。 Randy NewmanのSail Awayと比べてみるとなかなか興味深いものがあります。 そしてNow That We Found Loveは Third World / Journey To Addisの方が馴染み深いかもしれません。

 
Moments / Those Sexy Moments / 1974年
Hackensack, New Jerseyの雄とのこと。 Love On A Two-Way Street(邦題 孤独なハイウェイ)から 後のRay, Goodman & Brownまで Soulは嗜む程度の私でさえ それなりに動向に留意していたGroup。 とはいってもPhiladelphiaではなくて 本拠はNew Jerseyなので今ひとつ爆発的な人気を売るまでには至らず。 もちろんそれゆえに根強い人気があったのかもしれませんが... このAlbumの目玉は濃密な味付けのSexy Mamaなのでしょうが 私はSide OneのMedium TempoのSweet Sweet Lady, You've Come A Long Wayや Side TwoのBalladのHow Can I Love You, Next Time I See Youに一貫して流れる洗練された感性が好きです。

 
Masqueraders / Love Anonymous / 1977年
出発点はDallas, Texasとか。 Memphis, TennesseeでChips Momanの知己を得たこともあり 主にMemphisを活動拠点としていた模様。 そして このAlbumは前作同様Isaac Hayes一家の禄を食むことに。 花束を持った後姿に惹かれ 典型的なJacket買いを。 BalladものではCan't Nobody Love Me Like You DoにIt's A Terrible Thing To Waste Your LoveとLove Between A Woman And A Man辺り。 Medium Tempoでは Modern Day WomanやLove AnonymousにThe Bicentennialもなかなか洒脱で美味。 桜井ユタカ御大曰く「10分近いロックみたいなくだらん曲(NMM誌 1977年7月号 今月のレコード P221より)」との力作Runaway Slaveも Rock小僧の私には好感触。 ただ少し 脂身不足で必殺技に欠けるかも...
'06 No.7 Vinyl盤の内袋(Catalogue)は貴重な情報源

 
Eric Andersen / More Hits From Tin Can Alley / 1968年
そういえば 私がJim Kweskinに関心を持ったのは Vanguardの内袋を見てからでした。 片面にJoan BaezからEric Darling, Weavers, Bert Jansch, Mimi & Richard Farina, Sieger-Schwall Blues Bandなど。 そして裏面にはMississippi John Hurt, Country Joe & The Fish, Ian And Sylvia, Odettaなどが。 さらに末尾には あのFrostも登場。 それはさて置き このAlbumで本格的にRock/Pops風味を取り入れたEric師ですが Tempoの速い16 Year GrudgeやHoneyでは若干息切れ気味。 どうしてもMiss Lonly Are You BlueやJust A Little Somethingといった曲が体質に合っているようです。 またBlue Riverから遡ったり 伴奏者に着目して聴くより Today Is The Highwayから順々に咀嚼した上で聴く方が良いかも。

 
Neil Merryweather etc. / Ivar Avenue Reunion / 1970年
RCAなのでArchies, Eddy Arnold, Chet Atkins, Jose Feliciano, Aretha Franklinが内袋の表を飾ります。 そして裏面ではJefferson Airplane / Surrealistic PillowがAl HurtとHenry Manciniに挟まれて窮屈そうです。 ほかにGuess Who, Hair, Nina Simone, Charley Pride, Nilssonなども勢ぞろい。 そしてZager & Evansが末尾を飾ります。 肝心のAlbumですが 邦題は「アイバー通りの再会」。 Barry GoldbergとNeil Merryweather, Lynn Carey, Charlie Musselwhiteらが それぞれ曲を持ち寄った形。 通人はMusselwhite氏辺りに注目するのでしょうが 私はRide Mama RideやFast Trainなど Rock & RollでR & BなLynn"Mama Lion"姐さんがお目当て。 Barry/Neil組のWalkin' Shoesも 復古調の良い味を。

 
Gordon Lightfoot / If You Could Read My Mind / 1971年
70年代のRock青少年にはお馴染みのWorner Bros.-Pionerの内袋。 Emerson Lake Palmer, Crosby Stills & Nash, Led Zeppelin, James Taylor, Neil Youngなどなど 懐かしいAlbumばかりです。 ただ この中で今も手許に残っているのは Curved AirDavid Crosbyだけに。 何だかあまり健全な形ではないように思われそうですが 有名どころはお兄ちゃんやお友達のを聞いていたというのが実態。 和ものではFlower Travellin' Bandのほかに柳田ヒロさんが唐突に登場。 名曲揃いですが 内袋に比し地味なこのAlbumの邦題は「心に秘めた想い」。 Andersen同様 伴奏者についての記述が多いので 私も Lightfoot氏にはRandy NewmanのString Arr.より Nick DeCaroの方が合っているようだと記しておきましょう。

 
Steel Pulse / Handworth Revolution / 1978年
英国ものでお馴染みのIslandなので 内袋にもNick Drake / Five Leaves LeftやCat Stevensに加えて John Martyn師がJohn & Beverley名義を含め3枚も登場。 Jade Warrior / Wave, Illusion, RenaissanceにDerek & Cliveなども載っているのですが 当時Reggaeにご執心だった私には どのような内容なのか皆目見当もつかない状態でした。 今 私の手許にあるのは Steve Winwood, Bob Marley & The Wailers, Traffic, Fairport Convention, Go, Burning Spear辺りです。 さてSteel Pulseは このAlbumでDebutしたのですが 当時は強靭な鋼鉄の冷たい感触が持ち味だったと言えそうです。 表題曲にProdigal SonやKu Klux Klanなど 鋭角的なRhythmの刻みはGang Of Fourの出現を予感させます。 
'06 No.6 ワールド・カップ一次リーグ F組

 
バーデン・パウエル / イパネマの娘 / 1975年
子供の頃 ブラジルと言えば ボボ・ブラジル(今で例えるとロナウジーニョか・・・顔ではなくて人気が)とアマゾンの密林しか思い浮かびませんでした。 もう少し成長してからは 近未来都市ブラジリアに衝撃を受けた覚えが。 さてBaden Powell師は なんといっても1970年の来日公演の印象が強く 「VenturesからCreamへ」というGuitaristの系譜とは別の Pawell師・長谷川きよし・Jose Feliciano(クロード・チアリやアントニオ古賀に鶴岡雅義は?)という流れを形成していたように記憶しております。 ロナウジーニョの足捌き同様の見事な弦捌きに加え 疾風のように駆け抜けるカカのドリブルに通ずるRhythm感は 所謂ボサノバとは異なる躍動感を感じました。 ほぼ同内容のCDが 現在も発売中。

 
AC/DC / Back In Black / 1980年
もちろん豪州です。  後半8分のケーヒルに16分のケネディ投入。 さらに30分に投入のアロイジに加え 大黒柱のビドゥカによる怒涛の攻めの迫力は物凄かったですね。 豪州の音楽というとAir SupplyやMen At Workなども思い浮かびますが FWの基礎体力の違いを見せつけられた日本戦を見て 「おおっ 流石はAC/DCの国」と思ったRock Fanは多かったのではと。 そういえばAC/DCが登場してきた頃は 「どうせ豪州のBandなんて大味で勢いばかりの単純な音しか出せないのだろう」などと端から馬鹿にしておりました。 その後の活躍を見抜けなかった自分の不明を恥じつつ ここは一つ「無駄のない歯切れよい演奏に 活きのよい楽曲は Rockの真髄且つ王道」と大絶賛しておかなければ。

 
Lene Lovich / No - Man's - Land / 1982年
クロアチアで最初に思い浮かべたのは美男子ピアニストのMAKSIMくんですが Vinyl盤を持っているはずも無し。 苦し紛れに お父上が紛争以前の旧ユーゴ出身となっているLene姫を引っ張り出してきました。 若干一本調子だったMini AlbumのNew Toyをはさんで 久々のFull Album。 期待通りの仕上がりにかなりの充足感を。 ブラジル相手に健闘したクロアチア同様 侮り難いAlbumです。 It's You, Only YouにBlue Hotelなど力強い楽曲に加え 東欧色の漂うWalking LowやSpecial Starなどもなかなかの聞き物。 クロアチア・チームで知っているのはコバチ兄弟位。 Les Chappell氏とRoyal Roadに入っているThomas Dolby氏しか分らないLene姫の伴奏者程度の認知度ですが 今後の活躍次第で大きく変わりそうですね。

 
ディック・ミネ / TWO Series / 197?年
手持ちの和ものを調べてみたのですが 「憂歌団」「大滝詠一」「ムーンライダーズ」「はちみつぱい」「萩原 健一」「ダウンタウン・ブギウギ・バンド」などなどと国際水準から見ると若干小粒。 ということで国際水準を上回る艶福家のディック・ミネさんを選択した次第。 なおBing Crosby / The Jazzin'やBlind Lemon Jeffersonなど擦過音の戦前録音ものが苦手なのですが このAlbumはシャリシャリパチパチのない再録ものです。 今思うと 古賀先生の起用は歌手生命を長らえる事には寄与しましたが やはり采配ミスではないでしょうか... ということで「ダイナ」のほか「リンゴの木の下で」や「私の青空」に「小さな竹の橋の下で」などの洋楽カバーを除けば 「或る雨の午后」など大久保徳二郎氏の作品に愛着を感じます。
'06 No.5 革(皮)ジャンの様式美? 門外漢にはわからない妙な拘り

 
キャロル / ライヴ・イン・リブ・ヤング / 1974年
リブ・ヤングに登場してきた時はGene Vincentを連想。 さらに演奏を開始した時点で 高橋圭三氏の番組で初めて遭遇したBeatlesの演奏場面が脳裏に。 お嬢さん達の嬌声が目立つのですが 彼女達は今でも 矢沢氏のライブで「拘りの白のスーツ」のご主人と一緒にタオルを投げているのでしょうか? その後 大倉氏(7階)は窪塚くん(9階)の跳躍との比較で株を下げましたが Keith Richards氏(椰子の木)を圧倒する跳躍ということで 再評価も。 そして矢沢氏も 豪州34億円詐欺事件というロッカーらしい騒動で注目を。 ともあれ大倉氏の甘い歌声と矢沢氏のどすの効いた歌声の組み合わせに惹きこまれ 一気に聴了。 内海氏のGuitarも好いですね。 そうそうDrums岡崎氏ですが 今もご活躍の様子。

 
Ramones / Leave Home / 1977年
En Blue Jeans Et Blouson D'cuir(ブルージーンと皮ジャンパー) / Adamo (1964年)を つい思い出してしまう拘りの装束です。 日本では一部アナーキーの特攻服に変形してしまいましたが Punksの基本形となりましたね。 Ramonesが1枚欲しいと思って その当時の新譜を購入したようで Seena Is A Punk RockerではなくてCarbona Not Glueが5曲目に。 出会いの選択に誤ったこともあり いまだに手許にあるRamonesは CD時代も含めてこの1枚だけです。 それでも心に残るGimme Gimme Shock TreatmentやI Remember Youのほか 唯一Guitar RefrainのあるClifornia Sunや ほんの少し構成に工夫の見られるPinheadなど 画一的とも見える曲想に些末な差異を見出し 繰り返し聴いてしまいます。

 
Rick James / Street Songs / 1981年
黒と赤の組み合わせが拘りのおしゃれですね。 もちろんSuzi Quatro嬢やNena嬢もおしゃれでしたが おしゃれな丈夫(ますらお)ものとしてはRick Jamesが抜きんでています。 何故か一瞬 近藤真彦 / ギンギラギンにさりげなくの「赤い皮ジャン引き寄せ 恋のバンダナ渡すよ」との一節が頭の中を駆け巡りました。 もちろんCD時代も含めて この一枚しか知りませんが Give It To Me BabyやTemptationsのChorusの加わったGhetto LifeとSuper FreakなどのFunkものに加え Teena MarieとのFire And Deaireなどこってりと濃厚なSlow Balladまで聴き所満載。 私はこのAlbumだけで満腹状態に。 一応 Stevie WonderもMr. Policemanで 軽快なHarmonica Soloを披露していると付け加えておきます。

 
Willie Colon / Tiempo Pa' Matar / 1984年
一瞬Top Gunの影響かと思いましたが 映画は1986年とのこと。 やはりBilly JoelのGlass HouseやAn Innocent Manが流行っていた頃ということかも。 Hip Hopの台頭などでSalsa自体が成熟期を迎え 汎ラテン傾向を強めていた時期。 悪党(El Malo)から始まり 銀行強盗・殺し屋・脱獄囚と 妙に其れ者に拘るWillie Colonならではの写真。 伊太利風味ならぬプエルトリコ風味が。 Salsa門外漢の私としては 冒頭のVoloで聞けるJorge DaltoのPiano間奏や表題曲のChopper BassにAlbum最後のCallejon Sin Salidaで微かに聞こえるRock-Style Guitarにうっかり心を躍らせてしまいます。 哀愁漂うGitana(Gypsy)やGraciela Carriquiの歌うNoche De Los Enmascarados辺りが一番肌に合っているようです。
'06 No.4 少し昔の似顔絵コンテスト 山藤先生の評価は?

 
Vanilla Fudge / Renaissance / 1968年
左からMartell氏 Stein氏 Appice氏 Bogert氏と思われます。 演奏中はかなり個性が際立つStein氏とAppice氏の特徴を 今ひとつ捉えきれていないような気も少し。 You Keep Me Hanging Onの入っていたFirstと異なり Season Of The Witchなどごく一部を除き 自分達の曲が中心の意欲作。 実は 2曲目のThoughts(Martell氏の作品)が好きだったのですが この曲を Colosseumの曲だと思い込んでいました。 私は崇高な構想に基づく大作でも Album単位で聞くより 気に入った曲だけをTapeに録音して聞くことが多く その過程でColosseumと勘違いしてしまったようです。 そして何十年ぶりに通して聞きましたが 荒々しい熱血漢ぶりに思わず平伏。 なぜかペラペラの薄いJacketの英国盤でした。

 
Eric Burdon And Animals / The Best Of Eric Burdon And Animals Vol.2 / 1969年
右下の好男子は誰? これがBurdon氏だとしたら反則です。 Beat Group時代のThe House of The Rising SunからPsychedelic時代のWinds Of ChangeからLove Isを経て 再結成のBefore We Were So Rudely Interrupted辺りまで 何回も本欄で取上げてきた憧れの人。(Warが抜けていますが...)そして今回は Beat GroupからPsychedelicへの過渡期に当たるこのAlbum。 Inside Looking OutにSee See RiderとWhen I Was Youngなど まだBurdon氏が歌うという行為に専心していた時期なので 気持ちよく歌唱に浸ることができます。 久し振りに聞いて 当時はあまり関心のなかったA Girl Named SandozにDon't Bring Me DownとThe Other Side Of This Lifeなどが印象に残りました。(年のせい?)

 
Box Tops / Dimensions / 1969年
多分Titleの真横・頂点の位置に描かれているのが 口付きから判断してAlex Chilton氏か。 The Letterからの流れで Soul DeepやSweet Cream Ladiesを愛聴。 Chip Taylor - Al GorgoniのI'll Hold Out My Handも好いですね。 I Must Be The Devilなど Chilton氏の作品もなかなかの佳曲揃い。 Dylan師のI Shall Be Releasedも African AmericanのFreddie ScottのCoverなどと比べても 味わい深い流石の仕上がり。 最後の9分16秒を費やすRock Me Babyの替わりに Chilton氏の曲を3曲挿入すれば Album全体の印象が随分変わったのでは。 Chilton氏は 1987年のHigh Priestや1999年のLoose Shoes And Tight Pussyなど何年かの周期で注目が集まるPierre Barouhのような方ですね。

 
Atlanta Rhythm Section / Atlanta Rhythm Section / 1972年
そもそもナンシー関さんにそっくりの眼鏡と体形で BassのPaul Goddard氏はすぐ判るのですが 他の方々は私が詳しくないこともあり 似ているのかどうか判りかねます... やはりClassics IVのSpookyなどで知られるJ.R.Cobb氏のAll In Your Mindなどの曲が印象に残っています。 反面Love Me Just A Little SometimeやAnother Man's WomanにOne More Problem辺りは かなり聴き応えのある演奏のようなのですが 収録時間が意外に短く ちょっと物足りないところも。 むしろ曲数を減らし じっくりと演奏を聴かせる曲を用意した方が良いのではと思ったほどで 玄人好みの地味な作品との烙印を。 その後のSo In To YouやImaginary Loverのような形での人気振りは予想できませんでした。
'06 No.3 夫唱婦随 それとも婦唱夫随? 夫婦善哉ものをまとめて

 
Charlie Ventura And His Orchestra / It's All Bop To Me / 1949年
Jackie & Royです。 コンビ結成は1946年(結婚は1949年)とのことなので ご主人のRoy Kral氏が2002年の8月にお亡くなりになるまで 実に50年以上2人で仲良くご活躍。 「敏江・玲児(どつき漫才)」と異なり まさにおしどり夫婦ということで 「人生幸朗・生恵幸子(ぼやき漫才)」や「松鶴家千代若・千代菊(もう帰ろうよ)」を連想。 Pops小僧としては 情けないCan't Buy Me Loveと素敵なIn My Lifeが印象的なChangesというAlbumのから遡った形です。 For Bopper's Onlyはじめ Tenorなどの楽器と若々しいScatの交歓が実に見事。 このAlbumも またもやスイング・ジャーナル誌選定のゴールドディスク。 私は自分自身の審美眼に自信がないので 他人の評価に頼っていたようですね。

 
5th Dimension / Stoned Soul Picnic / 1968年
Marilyn McCoo(1943年生) & Billy Davis, Jr.(1940年生)の2人は 1969年に結婚。 ほぼ同世代の正司敏江さん(1944年生)・玲児さん(1939年生)とは異なり ご夫婦のままの模様。 ただ元夫婦ながら舞台に立ち続ける「敏江・玲児」の芸人魂には感服です。 Up, Up And AwayやThe Magic Gardenでは中核を占めていたJim Webb作品が このAlbumでは The Eleventh Songという小品1曲のみに。 そしてLaura Nyro作品のSweet BlindnessとStoned Soul PicnicやAshford, Simpson作品のCalifornia Soulなど 5th DimensionにしてはSoul色の濃い楽曲が光り輝いています。 ただ当時 私の世代はサイケやニュー・ロック全盛時代。 同好の士は少なく ちょっと肩身の狭い思いも少し。

 
Fleetwood Mac / Fleetwood Mac / 1978年
John & Christine McVieとLindsey Buckingham & Stevie Nicks。 今となっては仲睦まじいJacket写真が侘びしいです。 「敏江・玲児」同様 離婚後もコンビを解消しなかった「ミヤコ蝶々・南都雄二(夫婦善哉)」に「京唄子・鳳啓助(おもろい夫婦)」をついつい連想。 Fleetwood MacからRhiannonなど6曲。 そしてRumoursからもDreamsなど6曲が。 私は60年代ポップスやフォーク経由の「リバプール・サウンド派」だったので 「勝ち抜きエレキ合戦派」が好むところの若干歌い手の魅力に欠ける「白人ブルース」は苦手。 その意味で この米国化に違和感はありませんでしたが 思い入れも特にないので この編集盤で必要充分というところか。(最盛期にはどちらかのAlbumを持っていたような記憶が微かに)

 
Quarterflash / Quarterflash / 1981年
VocalとSaxのRindy Rossに曲作りとGuitarのMarv Rossの2人。 Harden My Heart(邦題はミスティ・ハート)は良い曲でしたね。 こちらのご夫婦は 現在も仲睦まじくTraditional Acoustic Musicを奏でるThe Trail Bandとしてご活躍の様子。 現在活躍の男女コンビの漫才で思い浮かぶのは 元々夫婦ではない「あした順子・ひろし」や「南海キャンディーズ」に元夫婦の「敏江・礼児」で 本当のご夫婦では「宮川大助・花子(花子さんのお弟子さんとの不倫騒動はさて置き)」とか「大空遊平・かほり」位しか咄嗟に出てきません。 その意味でもこの2人は素晴しい! 初々しいDebut盤ですが 瑞々しさの中に安定感が感じられるのは David Geffen御大の存在に加え 夫婦善哉ものならではの味わいということか。
'06 No.2 オムニバス盤(死語?)が一番 崎陽軒のシウマイよりシウマイ弁当に食指が...

 
Lil' Son Jackson etc. / Texas Blues / 1969年
Lil' Son Jackson, Smokey Hogg, Jesse Thomas, Alexander Moore, Lowell Fulsom(n), Charlie Bradixという顔ぶれ。 TexasといえばBlind Lemon JeffersonとLightnin' Hopkinsとのことですが その重鎮2人は入っていません。 もともと私は Jefferson師のVinyl盤(お兄ちゃんが持っていた)で 擦過音から高く澄み切った歌声を聞き分けるだけの感性を持ち合わせていませんでした。 Hopkins師にしても いずれAlbumを入手するつもりでしたが 結局そのまま。 Bluesを究めようという気概もないくせに このAlbumに食指を伸ばすところに中毒症の兆候が現れていますね。 そしてBluesに造詣が深いふりをして「Country Bluesも割合好きです」などと言ってしまうのです。

 
岡林信康他 / All Japan Folk Jamboree / 1970年
なぎらけんいち, 五つの赤い風船, 岡林信康, 高田渡, 加川良, 斎藤哲夫 遠藤賢司, はっぴいえんど, 六文銭といった顔ぶれ。 「五つの赤い風船 / 遠い世界に」などのシングアウトに思わず赤面。  Dylan師のLike A Rolling Stoneのような「岡林信康 / 私たちの望むものは」にあらためて絶句。 伴奏のはっぴいえんどはBuffalo Springfieldというより1968年頃のBlue CheerやIron Butterflyのような演奏。 歌詞の苦手な「六文銭 / ゲンシバクダンの歌」は やっぱり好きになれません。 「遠藤賢司 / 夜汽車のブルース」と「満足できるかな」そして「加川良 / 赤土の下で」辺りには 今でも色褪せない輝きが。 高田渡師もまだ馴れ合い度が少なく 鑑賞に値する演目。 などと結局 当時を懐かしんでしまうAlbumです。

 
Mose Jones etc. / サウンズ・オブ・ザ・サウス / 1973年
Kooper氏のSounds Of South Recordsのお披露目。 2枚組みで Mose JonesとLynard Skynyrdが1枚目の片面づつ。 そしてBlues Projectの紐育中央公園での復活公演が もう1枚の両面に。 当時の知名度から見れば まずまず妥当な配分。 Mose JonesのOle Man TroubleやJulia's Beautiful Friendといった大作は よく言えば悠揚迫らず流れゆく大河のような演奏で 雄大過ぎて音像がはっきり解らないほど... そしてBlues Projectは Kooper氏のKeyboardsやKalb氏のGuitarにKatz氏の歌など Memberの何人かは上記はっぴいえんど同様 明らかに古色蒼然とした1960年代の音を。 などと思いつつ このAlbumには入っていないFlute Thingの音源を家捜し。 Lynard Skynyrdについて語る余地が...

 
Saied Hossein Chavami etc. / イランの音楽 / 1978年
リュート系撥弦楽器のTarとSetarの独奏はDaviush Talaiさん。 Setarは日本の三味線と同系統とのこと。 笛のDozaleとBalaban独奏はMohammad Sabopaさん。(Zurnaも) Balabanは日本の篳篥(ひちりき)と同系統とのこと。 そして Saied Hossein Chavamiさんの「ディラーマンの歌」やBaha el-Din NoruziさんのKurd民謡「恋人よ泣かないで」の洗練されていて 尚且つ力強い歌唱に思わず落涙。 歴史の浅いBluesなどに比し 印度同様 中近東の民俗音楽も高水準で奥が深いですね。 アフガニスタンでは ソ連侵攻を経て タリバン政権下では音楽が禁止されていましたが イランでも 1979年のホメイニ革命時にはそれなりの制約を受けていた模様。 そして今度は核開発問題...
'06 No.1 今も輝く半世紀前の作品 

 
Anita O'Day / This Is Anita / 1956年
彩り豊かな管を従え 洒脱な節回しで小粋に歌う冒頭のYou're The Topに先ず魅せられてしまいます。(Yardbird(Charlie Parker)に加え Billy EckstineやLester Youngまでが歌詞に登場) さらにBassと一対一で静かに語り合う形で始まり 次第に加速していくHoneysuckle Roseを経て しっとりとしたStringsと絡み合う表情豊かなA Nightingale Sang In Berkeley Squareと素晴しい展開。 Ella Fitzgerald, Billie Holiday, Sarah VaughanなどのAfrican American系のJazz Vocalとはまた少し違った魅力を Pops小僧の私なりに発見した次第。 Chris Connor, Helen Merrillといったお姉さまやおばさまに興味を抱くきっかけとなりました。 綺麗どころと言うべきか...

 
Mal Waldron Quintet / Mal-1 / 1956年
ひと頃 Rockの世界でも所謂「幻の名盤」というものがもてはやされましたが Jazzの世界では 以前からスウィング・ジャーナル誌(以下 SJ誌と略記)の音頭取りで 盛んに掘り起しが行われていました。 このAlbum裏面にも「SJ選定ゴールド・ディスク ついに登場! "幻の名盤"の真打 マル−1を評価する SJ編集長児山紀芳 ...アメリカでも入手不可能な名盤を手に入れることが可能になったわが国ジャズ・ファンは、本当に恵まれていると思う。」との記述が。 Jazz Standardとして名高いYesterdaysが評判どおりの端正な素晴しさです。 自作曲Dee's Dilemmaも 哀愁を帯びた佳曲。 我々の世代の少し上のお兄ちゃん達からPiano SoloのAll Aloneを教わり Left Aloneに辿り着き このAlbumまで遡った形です。

  
Sonny Rollins / Saxophone Colossus / 1956年
このAlbumは 恐らく1973年3度目の引退開け 復活来日公演の前頃に購入した覚えが。(あまり印象に残っておりませんが 増尾好秋氏の凱旋帰国公演だったかも...) 当時は Coltrane師の神格化が一層強まった時期で Rollins師は少々影の薄い存在でしたが 後追いPops小僧の私には Rollins師のSt.ThomasやMoritatなどにみられる明解さが肌に合ったようです。 そしてBlue SevenでのRollins師の鬼気迫る演奏(Thematic Improvisationと言うらしい)に戦慄を覚えました。 この後 1958年から2年半の間 2度目の引退ということに。 ピンク・レディーや堀ちえみさんの引退とは意味合いが少し違うようで 都はるみさんや柔道の野村選手の引退とは...

  
Platters / Golden Platters Deluxe / 1966年?
Plattersにとって1956年は 1955年のOnly You, さらに年を跨いでのThe Great Pretenderに続き 3月The Magic Touch, 7月My Prayer, 10月You'll Never Know/It Isn't Rightと佳曲が目白押しの絶好調の年です。 Plattersは この後も活発な活動を続け Herbert Reed(全盛期のBass担当)の元祖Plattersに Tony Williams(全盛期のLead Tenor)の総本家The Platters。 さらにBuck Ram(育ての親)のPlatters本店などを中心に数多くのPlattersが存在することでも有名です。(フランチャイズ・チェーンではないようですが...) このAlbumは 日本でお馴染みのSixteen TonsやEbb Tideなどが入っている日本仕様なので ちょっと嬉しいです。
 
                   

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