チーター

	Acinonyx jubatus
	Cheetah

体（からだ）に比（くら）べて頭（あたま）が小さいのは、空気の抵抗（ていこう）を減（へ）らすためです。
ツメは地面（じめん）をつかむスパイクです。
長（なが）い脚（あし）、細（ほそ）くても筋肉質（きんにくしつ）の体（からだ）。
どれも高速（こうそく）で走るためのものです。

チーターはあまり力は強（つよ）くなく、かみつく力も弱（よわ）いです。
また、群（む）ではなく単独（たんどく）で狩（か）りをするチーターにとって、最大（さいだい）の武器（ぶき）はそのスピードです。

チーターは獲物（えもの）となる１頭（あたま）を選ぶと、体（からだ）を低くして気づかれないように静かに静かに獲物（えもの）に近（ちか）づきます。

チーターは十分に獲物（えもの）に近（ちか）づき、確実（かくじつ）につかまえられると思ったとき、突然（とつぜん）走り出します。
チーターに驚（おどろ）いて動物（どうぶつ）たちは、いっせいに逃げます。
チーターはめざす１頭（あたま）を、最高時速（さいこうじそく）１００ｋｍという高速（こうそく）で追（お）いつめます。
さすがの逃げ足を持（も）つ動物（どうぶつ）も、そのスピードには勝てず、チーターにつかまってしまいます。

実際（じっさい）の獲物（えもの）の動物たちは、チーターに負けないほどの逃げ足です。
ですから、チーターが近づく前に獲物（えもの）に気づかれてしまうと、いくら速いチーターでも捕まえることは難しくなります。
気づかれたときの狩（か）りの成功率（せいこうりつ）は、１５回に１回くらいと言われています。