2003年8月6日(水)午後7時開演/東京文化会館小ホール
昭和4年に日本人作曲家として初めて国際作曲コンクールで入賞した古関裕而は、
昭和5年に上京後、大日本作曲家協会及び新興作曲家連盟に入会して作曲活動を行なっていた。
古関は、すでに福島商業時代から交響曲を作曲していたが、山田耕筰の助言もあって
川俣銀行時代に無調音楽の影響下にある歌曲をいくつか手がけている。
当時の作品からは、最先端の音楽に刺激されつつも、
そこに日本的な味わいを加味しようとした彼の創作態度がうかがえる。
今回は古関の知られざる一面に光を当てるべく、自筆楽譜の中から
「1930.川俣に於て」と記された、おそらく未発表と思われる初期歌曲を3曲と、
大日本作曲家協会『日本作曲年鑑1934』に掲載された《海を呼ぶ》を初めて取り上げる。
幻の未公刊歌曲
旅役者 (北原白秋)
垣の壊れ* (北原白秋)
山桜 (三木露風)
共演:池内 章子 (ピアノ) *謝名元 民 (チェロ)
海を呼ぶ (藪田義雄)
福島小夜曲 (竹久夢二)
紺碧の空 (住 治男)
船頭可愛や (高橋掬太郎)
月のバルカローレ (服部竜太郎)
かへり道の歌 (竹中 郁)
南進男兒の歌 (若杉雄三郎)
栄冠は君に輝く (加賀大介)
雨のオランダ坂 (菊田一夫)
イヨマンテの夜 (菊田一夫)
ひめゆりの塔 (西條八十)
長崎の鐘 (サトウハチロー)〜新しき朝の (永井 隆)
入場料:5,000円(全席指定)
藍川由美 「古関裕而を歌う」 2002年8月9日(金)午後7時開演/東京文化会館小ホール
いまや幻の歌となっている《大阪タイガースの歌》や初代《巨人軍の歌》、
最初期の早稲田大学応援歌《紺碧の空》やライバル慶應義塾の《我ぞ霸者》、
全国高等学校野球選手権大会の歌《栄冠は君に輝く》といった
スポーツ関係の歌は、古関裕而の創作活動において重要な位置を占めている。
これらの音楽は勇壮なマーチが多いという点で、戦時歌謡の創作にも通じている。
実際に歌詞を除いて曲だけを聴き、軍国ものかスポーツものかを判断することは困難だ。
今回は、マイスター・ブラス・カルテットによる《スポーツ・ショウ・マーチ》を含め、
古関のマーチを軸にプログラムを組んでみた。
お問い合せ:オフィス小野寺 TEL.03−5649−2525
入場料:5,000円(全席指定)
船頭可愛や 大阪タイガースの歌 阪神タイガースの歌(「六甲颪」) 巨人軍の歌(初代) 浅間の煙 決戦の大空 海を征く歌 長崎の雨 長崎の鐘 新しき朝の | 我ぞ霸者(慶應義塾大学応援歌) 白鳥の歌 栄冠は君に輝く(全国高等学校野球選手権大会の歌) 巨人軍の歌(三代「闘魂込めて」) フランチェスカの鐘 イヨマンテの夜 ニコライの鐘 白いランプの灯る道 高原列車は行く 登山電車で(NHKラジオ歌謡) |
藍川由美 「古関裕而を歌う」
〜映画主題歌特集〜
2001年8月6日(月)午後7時開演/東京文化会館小ホール
お問い合わせ:オフィス小野寺 (03) 5649-2525
入場料:5,000円(全席指定)
チケットお取扱い:チケットぴあ (03) 5237-9990
曉に祈る(松竹「曉に祈る」主題歌)昭和15年 決戰の大空へ(東宝「決戰の大空へ」主題歌)昭和18年 若鷲の歌(東宝「決戰の大空へ」主題歌)昭和18年 あの旗を撃て(東宝「あの旗を撃て」主題歌)昭和19年 雷撃隊出動の歌(東宝「雷撃隊出動」主題歌)昭和19年 ひめゆりの塔(東映「ひめゆりの塔」主題歌)昭和28年 長崎の鐘(松竹「長崎の鐘」主題歌)昭和25年 とんがり帽子(松竹「鐘の鳴る丘」主題歌)昭和23年 白鳥の歌(東宝「音楽五人男」主題歌)昭和22年 夢淡き東京(東宝「音楽五人男」主題歌)昭和22年 フランチェスカの鐘(松竹「フランチェスカの鐘」主題歌)昭和24年 君の名は(松竹「君の名は」第一部主題歌)昭和28年 黒百合の歌(松竹「君の名は」第二部主題歌)昭和28年 君は遙かな(松竹「君の名は」第三部主題歌)昭和29年 数寄屋橋エレジー(松竹「君の名は」第三部挿入歌)昭和29年 モスラの歌(東宝「モスラ」挿入歌)昭和36年 決断(アニメタリー「決断」主題歌)昭和46年
愛國の花(松竹「愛國の花」主題歌)昭和17年
雨のオランダ坂(松竹「地獄の顔」主題歌)昭和22年
長崎の原爆の日に、最初期の歌曲《山桜》から新民謡のヒット曲、戦時歌謡を経て、 戦後復興期のうたや、民謡の編曲といった古関の作曲の軌跡を辿る。 2000年8月9日(水)午後7時開演 東京文化会館小ホール
入場料:5,000円(全席指定)/お問い合わせ:オフィス小野寺 (03) 5649-2525 チケットお取扱い:チケットぴあ (03) 5237-9990
船頭可愛や (高橋掬太郎) 米山三里 (高橋掬太郎) 愛國の花 (福田正夫) 海の進軍 (海老沼正男) 海を征く歌 (大木惇夫) 若鷲の歌 (西條八十) ラバウル海軍航空隊 (佐伯孝夫) ひめゆりの塔 (西條八十) 長崎の鐘 (サトウハチロー) 〜新しき朝の (永井隆) | ニコライの鐘 (門田ゆたか) 雨のオランダ坂 (菊田一夫) 長崎の雨 (丘灯至夫) 島原の子守唄 (宮崎康平) 五木の子守唄 (伝承詞) 『悲しき玩具』より (石川啄木/昭和37年「芸術座」公演) |
平成11年は、激動の昭和を生きた古関裕而の没後10年にあたると同時に、
彼とのコンビで数多くのヒット曲を書いた、同郷の詩人、丘灯至夫の
作詩家生活60年という記念すべき年でもあります。
そうした観点から、今年は年代ごとの代表作を選んでみました。
「船頭可愛や」 「露営の歌」 東京日日新聞歌詞公募入選作 「曉に祈る」 映画主題歌 「南進男兒の歌」 NHK國民歌謠 「海を征く歌」 「若鷲の歌」 映画主題歌 「ラバウル海軍航空隊」 NHK委嘱作品 「嗚呼神風特別攻撃隊」 NHK職場の歌 | 「フランチェスカの鐘」 「イヨマンテの夜」 「白いランプの灯る道」 「あこがれの郵便馬車」 「長崎の雨」 「高原列車は行く」 「登山電車で」 NHKラジオ歌謡 「長崎の鐘〜新しき朝の」 |
日時:'99年8月6日(金)午後7時開演
会場:東京文化会館小ホール
入場料:5,000円(全席指定)
日時(開演時間) | 会 場 | お問い合わせ先 | TEL |
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'99年12月8日(水)午後7時 | 郡山市民文化センター 中ホール | 仙台リビング新聞社 | 022−265−2511 |
'99年12月10日(金)午後7時 | 福島市音楽堂 | 仙台リビング新聞社 | 022−265−2511 |
'99年12月13日(月)午後7時 | 仙台市青年文化センター | 仙台リビング新聞社 | 022−265−2511 |