「ラジオから生まれた歌」 

風はそよかぜ

山小舍の灯

やすらいの歌

緑の牧場

黒いパイプ

夏の思い出

さくら貝の歌

白い花の咲く頃

リラの花咲く頃

森の水車

山の煙

麦踏みながら

雪のふるまちを

ああプランタン無理もない

あまんじゃくの歌

あの人とっても困るのよ

ちいさい秋みつけた

ぞうさん

花の街

こもりうた

ピアノ:岡田 知子

録音:2001年2月23日・24日(ウィーン カジノバウムガルテン)


カメラータ 28CM−640
 「ラジオ歌謡」は、家族みんなで歌えるホームソングを作るという戦前の「國民歌謠」の精神に立ち戻り、NHKが昭和21年5月から37年3月にかけて放送したものです。この時期、NHKの他番組でも、團伊玖磨、中田喜直ら若手の台頭によって、子供から大人まで楽しめる、すぐれた歌がたくさん生まれています。
 また本アルバムでは、昭和12年の発売ながら、戦後、「ラジオ歌謡」の時間に放送され、ながく「幻の古賀メロディー」として語り継がれてきた『やすらいの歌』を、オリジナル音源から採譜して収録しました。他の作品は、当時のオリジナル楽譜を用いて録音しています。
 日本人が西洋音楽の手法で作曲したポルカやワルツなどが、ウィーンでどう響いたのか、是非ともご試聴ください。
(藍川由美)

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