〜「紅葉狩」より〜 @ 平維茂の登場


演目「紅葉狩り」のあらすじ

 帝より戸隠山に出没する妖怪を退治するように命じられた平維茂が、家臣を連れて紅葉狩りに出かけ休息をとっていると、綺麗な身なりをした更科姫が侍女に紅葉の枝を持たせて登場します。
 維茂は更科姫を同席させ酒宴となり、維茂は更科姫たちの舞の様子があまりにも美しいので、ついうたた寝をしてしまいます。更科姫は鬼女に戻り維茂に襲いかかろうとしますが、なかなか維茂が隙を見せないのであきらめて戻っていきます。
 そこへ山の神が現れ維茂に神託を下します。維茂は我にかえって更科姫が鬼女であることに気づいて、その後を追い首尾よく鬼女を討ち取ります。
 この演目は構成も大掛かりで、更科姫が舞の最中にすばやく面を変える場面が見所です。
 なお、戸隠地方に伝わる鬼女伝説はこの演目のストーリィの原型と推定されているようです。

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