03.8.19
いのちの学び146号、アップしました。
03.8.16
お盆も終わり一息。14日・15日とお盆法要。15日の法要のご法話は、毎年加戸利円先生にお願いしています。
今年のご法話で「なめくじ」の話しが面白かったのでご紹介しておきます。
子どものイタズラによって、ナメクジ親子が塩に取り囲まれた。右に行っても左に行っても、塩だらけ。塩に取り囲まれたことを知った、ナメクジの親が子に言った。「どうも、俺たちは塩に包囲されているようだ。このままでは共倒れになる。お父さんが一箇所を突破するから、お父さんの上を通って、お前は外に出ろ」。ナメクジの子「ぼくはイヤだよ。ぼくが塩の上に橋になるから、お父さんが外へ出て」。「イヤ駄目だ。お前の身長ではあの塩の川を越えるだけの橋は出来ない。それにお前には将来がある」。とナメクジの父は、悠然と塩に立ち向かっていった。身体は溶け始めたが、身体の一部が外へ出た。余力で塩を突破することまできるが、それでは子が助からない。「今だ、息子よ、父の背中を伝わって外へ出よ」。子は泣きながら父の背中を伝わって外に出たという。
これを面白おかしく語ってくれました。しかし、この話には3つの過ちがあるとのこと。ガーデニングに親しむ、にわかナメクジ博士から聞いたという。1つは、ナメクジは夜行性であること。2つには、ナメクジは塩で死ぬのではない事。3つ目が決定的な事だそうです。ナメクジとナメクジを重ねて一緒にすると、お互いの分泌物によって両方とも憤死してしまうのだそうです。
03.8.11
今日、慌てて本堂仏前の仏飯器を購入しました。思うことがあったのです。思うこととは7日の吉兆の蓮の花びらからのもらいものです。
寺報に次のようなコラムを書きかけ中です。
コラム抜粋
銀座三越の屋上に「出世地蔵尊」があります。毎月7日は縁日で法話会が開かれます。8月の例会に久しぶりにおじゃましました。その折り、商店組合の会長から、次のような話を伺いました。この会長は、生粋の銀ざっこで、会長職をもう20年も務められている方です。
話しというのは、過日、外国の要人を連れて銀座の吉兆に会食に出かけたとのこと。まず出されたものは、大きめな蓮の葉の上に、ピンクの蓮の花びらが7.8枚置かれ、その花びらの1枚1枚の上に、キャピヤなので、高級食材が乗せてあったという。
中略
その話を聞いて私は、仏の仏飯器のことが思われました。
仏のご飯を供える器具を仏飯器と言います。蓮華の形をしており、高級品は蓮華の花びらが彫刻されています。その仏飯器に本願寺派は、蓮華のつぼみに似せて、富士山方に盛りつけます(大派は蓮の実に似せる)。
おそらく過去に篤信の方がお給仕する折、同じくお供えするのならと、真鍮で蓮華に似せた器具を作り、蓮華模様をほどこし、蓮華のつぼみに様に盛りつけてお仏飯を供えたのでしょう。
キャビアでも、食べるだけなら、皿でも、グラスでもよいのです。ところが、吉兆では、食を楽しむことから、蓮の花びらに載せて、高級珍味をお出しした。
お仏飯も同様だと思います。お供えするのですから、茶碗でも皿でも良いのです。しかし、お供えすることを、もっと楽しみたいと思った篤信者が、お供えの器具を、蓮華に似せ、蓮華の模様をほどこし、お供えすること、そのものを楽しんだのです。
以上
仏飯器1つの上に、義務感や「ねばならない」ではなく、ここに信仰に生きた人の貴い歴史を思いました。
お供えそのものに楽しみを持ち込み、仏さまと関わろうとした先輩のことが思われ、吉兆だけに、上手い思いをさせてたまるかと、仏飯器の購入となったのです。
03.8.8
「磯長の夢告」アップしました。
03.8.7
技術的な不手際で蓮華の写真が見せられないのが残念です。赤・黄・白・紫の蓮の華の写真です。久しぶりに親鸞物語をアップします。題して「比叡山下山前夜」です。親鸞聖人と聖覚法印との会話以外は史実です。
お東の細川行信先生の「唯信抄講讃」(大派の安居本)が、だいぶ役に立ちました。
今日は10年ぶりに銀座の三越屋上の地蔵尊法話に出向しました。銀座の商店組合の会長も何とか生きていました。久しぶりにお会いしました。
その会長が吉兆に行ったときの話しが話題になりました。もう80歳(生粋の銀ざっこ)も過ぎた会長が、久しぶりに外国の要人を連れて行ったとき、蓮の華の葉っぱに、ピンクの蓮の花びらが8枚ほど乗せてあって、そのピンクの花びらに、キャビヤやその他の具が乗せてあった。
その会長いわく、一番感心したのは、最後にでた、ご飯の茶碗への盛りつけだそうです。京都生まれの女将に「おみごと」と、つぶやくように誉めると、10何年かかりましたと言われたそうです。富士山盛ではなく、かといって平坦でもなく、斜めになんとかかんとかと、講釈して下さしいましたが、私もその盛りつけを見てみたいものだと感心しました。
08.2
昨日は、以前から行ってみたいと思っていた「佐原市立水性植物園」にいきました。千葉県の利根川沿いにある水郷筑波国定公園内にある植物園で、東洋一の花菖蒲で有名ですが、私のねらいは500種類ある蓮華。見事に咲き誇っていました。
阿弥陀経に白、黄、青、赤色とあるとあるので、色々な色の蓮華を楽しんできました。残念ながら、青は見ませんでしたが、紫が鮮やかでした。