「明日にむかって」
去る平成18年6月24日、関係者の思いをたくさん詰め込んだ陽光保育園の新園舎がついに完成しました。今回の改築は、昭和57年前の開設以来2回目の全面改築です。1回目は創立から20年後、美濃部都政誕生の時代です。その10年後にも産休明け・0歳児からの保育のために増改築しています。そしてこの度は耐震構造での全面改築です。新園舎は、玄関横の壁の、卒園したこども達の絵がやさしく迎え入れてくれます。保育室の広さを確保したため、砂場は以前より小さくなってしまいましたが、深さは1.5mにしたので、豊富な砂でたっぷり遊ぶことができます。室内は木のぬくもりをたっぷり感じることが出来、限られた面積を広く見せてくれる設計になっています。こども達はもちろん大喜び、保護者の皆さんにも大好評です。職員も新しい環境の中で充実して保育をしています。これからも「こどもとおとなが育ちあうひろば まちのみんなの保育園」となるよう、「明日にむかって」を合言葉に、職員を始め、地域の方とも手を繋いでいきたいと思っています。
陽光保育園 園長
設計者のひとこと
陽光保育園が大切にしてきた「砂場」「リズム」「描画」。「リズム」を行うホールから奥行きのあるデッキを通って「砂場」に駆け出せるように、建物配置を決めました。奥行きのあるデッキやバルコニーは、日常生活に変化と潤いを持たせる半外空間として活用されています。また、子どもたちの「描画」をコラージュした、道路に面する塀は、陽光らしさのひとつになっています。 |